デザートだけではもったいない!
こんにちは。社歴10年超えの阿岸です。
今日は、実はデザートだけに使うのは勿体ない『ソーテルヌ』ワインについてのご紹介です。
2015 シャトー・カントグリル
シャトー・カントグリルは、ソーテルヌ地区バルサックでACソーテルヌです。
ブドウ品種はセミヨン92%ソーヴィニョン・ブラン8%です。
減農薬・有機肥料で栽培。
ソーテルヌはデザートワインとしての役目が大きいですが、極甘口でもミネラルと酸を感じるこのシャトー・カントグリルは食中でも飲めますし、特に海のミネラル【生牡蠣】とのマリアージュを是非ともお試しください。
生牡蠣にソーテルヌを合わせると良いですよ、と言ったのは、2016年に67歳の生涯を閉じました白ワインの権威でボルドー大学の教授にしてワインメーカーでもあり、シャトー・ディケムを始めとして数々の有名シャトーのコンサルティングもした故ドュニ・デュブルデュー教授です。
特に教授の造るシャトー・カントグリルや、シャトー・ドワジー・デーヌは石灰岩土壌由来の酸があるため、他の生産者の甘さだけが強調されるソーテルヌとは違い、飲みやすい甘口ワインです。
この酸とミネラルが生牡蠣うまくマッチするのです。
ただ、生牡蠣でもリッチでクリーミーなタイプをお勧めします。
あまりクリーミーでないさっぱりとしたタイプですとワインとのバランス良さを感じられないかもしれません。
ソーテルヌワインを牡蠣と柿に合わせてみました
もうひとつお勧めしたいのは、こちらは食後のデザートとして旬の柿にブルーチーズと和えた(お好みでクルミも。下準備として柿とチーズに小さじ一杯ほどのカントグリルを和えるといいです)一皿とカントグリルを合わせてみてはどうでしょうか。
甘口と塩味の強い青かびタイプのチーズとのマリアージュは鉄板中の鉄板。
そこにサクッとした柿を合わせると触感も楽しめます。柿は熟すと更に旨味を増します。
飲食店では是非ともバイザグラスで使ってください、と長男のジャン・ジャック・デュブルデュー氏が言います。
抜栓してから3週間はもちますので、本国フランスでもワインバーでのソーテルヌの取扱が増えてきているとの事。
生牡蠣はもちろん、塩気のある生ハムやブルーチーズ、そしてスパイシーなものとも合わせてください。