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11月21日(木)解禁!
マドンヌのボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー

こんにちは!営業の堀内です。

徐々に日の入りも早くなり、秋が迫って来ているように感じます。

気温も早く秋らしくなることを願いたいですね、、、

 

ワインの営業をしていますとやはり、今の時期から待ち遠しいのは、

マドンヌのボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーです。

今の仕事をするまでは、『何となく1年に一度且つ唯一のワインのお祭りだから飲んでおくか』

と特に味に期待することなく、飲むのが習慣でした。

しかし、その考えはミレジムに入社し、マドンヌのヴィラージュ・ヌーヴォーに出会い大きく変わりました。

 

なぜ、ガメイのイメージは低いのか

ガメイ自体、ブルゴーニュでも作られていますが、ボージョレー地区の花崗岩でこそ非常に適した品種です。

一時は、ピノノワールよりも圧倒的に育てやすく、病害、異常気候でも安定した量が育てられる為、

生産者にとっては嬉しい品種であることから、石灰質土壌より花崗岩の方が適しているとは知らずに、

ブルゴーニュからピノノワールがなくなる勢いで育てられていた歴史もあります。

 

ガメイの歴史を語ると長くなるので、、、この辺にしておきます。

恐らく、ガメイのイメージをマイナスにしてしまったのは

結局は、『マセラシオン・カルボニック(速醸法)』を用いている、ボージョレー・ヌーボーに

原因があると、言わざるを得ません。収穫から、最短で解禁日に待ち合わせるために取られたこの醸造法が、

新鮮でフレッシュな味わいを生むと同時に、

熟成の出来ない、薄っぺらい味というイメージを植え付けてしまいました。

 

もちろん、ボージョレーにはヌーヴォー用ではなく、通常の醸造法で作られ、

長期熟成可能な偉大なワインもありますが、特に日本というフランスからかけ離れた場所で

ワインを楽しむ我々にとって、口にする機会は非常に低いとも言えます。

マドンヌのボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーをおすすめする理由

ブルゴーニュに引けを取らない、樹齢、収量、栽培法、醸造法

□ 平均樹齢:35年(1880年代に植えられた樹齢120年以上の区画もあり)
□ 平均収量:30~55hl/ha(樹齢100年以上の古樹は10~20hl/ha程の低収量)
□ 栽培:リュット・レゾネ方式(減農薬農法)を採用 / 3ha程の区画でビオディナミ農法を実施
□ 醸造:マセラシオンで香味成分をしっかりと抽出。天然酵母のみを使用し自然発酵。

 

解禁のタイミングでも数年後でも楽しめるワインができる所以がここにあります。

実際に近年でいうと、2019VTは、マセラシオン・カルボニックを用いることなく醸造をしたため、

5年経った今でも楽しめるだけではなく、熟成による深みをより増しています。

※私自身、2019VTに感動し、入社してからの2022・2023のVTは数本ずつ熟成用にストックしています(笑)

2024VTは、マセラシオン・カルボニックの割合はまだ分かりませんが、間違いなくヌーヴォー、

そしてガメイのイメージを変えてくれる味わいであると思いますので、是非お試しください。

 

~2019・2023VT ヌーヴォーの現在~

・2019VT(ブルゴーニュとほぼ同じ、10~14日間の長期マセラシオン)

ボージョレー・ヌーボーのイメージとはかけ離れた、濃厚なアロマに熟成による落ち着いた酸と

しなやかな舌触りは、ピノノワールに近いものを感じます。

非常にジューシーな果実感で、しっかりと飲みごたえもあり、何処となくフレッシュさを感じるのは、

唯一のヌーヴォーらしさなのかもしれません。

 

・2023VT(10~12日間の長期マセラシオン)

 

2023VTからラベルがヨーロッパ市場で流通しているものに変更となりました。

味わいは、マセラシオン・カルボニックを一部行ったVTですが、1年近く経ったヌーヴォーとは思えないほどに

骨格、輪郭がはっきりとしたエレガンスな果実感で、まろやかなタンニンが非常に飲み心地の良い味わいです。

 

改めて、マドンヌを飲むと熟成を経たガメイの素晴らしさに驚かされるのと同時に、

今年のヌーヴォーへの期待感が高まります。

毎年購入頂けている方もまだ購入したことがない方も、2024VTマドンヌの

ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー飲んで頂けると嬉しいです!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回のコラムもお楽しみに!

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