Wine取り扱いワイン・生産者紹介

クロ・ド・トリア | Clos de Trias

ローヌのお買い得お宝ワイン

ローヌから数々のスターを生み出してきたロバート・パーカー。北部ローヌは開拓し尽くしたが、南部にはまだスターが眠っていた。それがヴァントゥー山のふもとに2007年に設立されたクロ・ド・トリアだ。オーナーのイーヴン・バッケはカリフォルニアで修業し、ヴァントゥーに19ヘクタールの畑を購入した。醸造中は、酵母、酵素、酸化防止剤を加えず、温度管理もしない。きわめてナチュラルな手法で造られるワインは、ブドウそのものの味がするピュアで、凝縮力のあるスタイルに仕上がっている。

こうした自然派の手法で造られるワインは、醸造上の欠陥を抱えたものも少なくない
が、ここは別物。フレッシュでクリーン。バッケは「伝統的な醸造法にこだわっている。ブドウを食べて熟度を判断し、手摘みの収穫は早朝の早い時間に行い、厳しく選別する」と語る。熟成はステンレスタンクとドゥミ・ミュイを併用して行う。

パーカーのワイン・アドヴォケイトでは、グルナッシュとシラーのブレンドで造るヴァントゥー2009に92点を与え、「信じられないほどのお買い得。素晴らしい果実、ミッドパレット
の深み、熟したタンニンがある。ケースで買って、5−8年以内に飲むべきだ」と評価している。

力強さと繊細さが両立している、ローヌには少なくなってきたお宝ワイン。見逃してはいけない。

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