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営業コラム~2018 Etna Rossoをご紹介~

皆さま、こんにちは!

日本と同じく海に囲まれたイタリアで海や島を眺めたり、クルーズで島々を巡るのが大好きなイタリアマニア、営業の坪田です。

イタリアだけでなく地中海で最も大きな島がシチリア島ですが、その立地の重要性から統治支配の歴史は凄まじく、ギリシャ、ローマ、イスラム、フランス、スペイン、オーストリア、イタリアなど様々な支配者を経て、独特の文化が形成された土地となります。

今回はそんな興味深いシチリア島のシンボル、エトナ火山の麓でGiovanni Rossoが造る2018 Etna Rossoをご紹介いたします!

2018 Etna Rosso

ジョヴァンニ・ロッソは元々のバローロ地域の「ピエモンテのロマネコンティ」と呼ばれるセッラルンガ・ダルバ村で1890年代から畑を所有していましたが、息子のダヴィデがブルゴーニュでの修行を積み、栽培・醸造面で改善を図って高い評価を受ける様になりました。

バローロはどちらかというとボルドーに似ていると言われますが、彼は「ブルゴーニュワインに本質があるのではないか」と考えているそうです。

そしてテロワールを表現することにこだわる彼らが目を付けたのが、シチリアです。

「新しい挑戦が出来るテロワールが欲しかった」とダヴィデは語っており、2016VTから造り始めて、今回はシチリアで初めてとなるボルドーの流通システム「ラ・プレイス」から発表となりました。このこだわりのワインを是非入手したいという想いがあり、弊社では今回初めて仕入れを行いました。

ワイナリーはソリッキアータという村の南西部にあり、アンドレア・フランケッティで有名なパッソピッシャーロから東に2キロほどのところになります。

エトナ山の恵みを受けたネレッロ・マスカレーゼを主体に、さらに少量の土着品種を数種類ブレンドしステンレスタンクで発酵させ、大きさの異なるフレンチオーク樽で熟成をさせます。

さて、新しい銘柄ということでワクワクの抜栓初日テイスティング。

レンガ色が垣間見える外観に、最初は赤果実、中盤でジャムの様な味わいも広がり、優しいタンニンが長い余韻を作り出します。

二日目には味わいが少し柔らくエレガントになるのと共に、タンニンの余韻はそのままで、静寂時のエトナ山周辺の大地を思い起こさせるような味わいに。

ジョヴァンニ・ロッソがこの地を選んだ理由が分かる気がしました。エトナのテロワールを表現するジョヴァンニ・ロッソのエトナ・ロッソ。特にシチリアファンの方には、是非一度お試しいただきたい一品です!

それでは、次回のコラムでまたお会いしましょう。

Ciao, a presto!

詳細資料はこちらをご覧ください。

2021年12月更新 PDF形式(258KB)

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