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~ ドメーヌ・フィリップ・シャヴィ 来日コラム ~

こんにちは!営業の堀内です。

冬も明け、春に向けて、華やかでフレッシュなブルゴーニュワインが飲みたいなと思っていたら、

なんとフィリップ シャヴィが来日!!素敵なワインと共に話を聞く機会を頂けました。

今回はセミナーでのお話を共有しながら

各種アイテムのご紹介をいたしますので、是非ご覧ください!

 

【ドメーヌ・フィリップ・シャヴィ】

ピュリニィ・モンラッシェ村の中心部にドメーヌを構え、

14のアペラシオンに跨る30以上の区画から成る6ヘクタールの自社畑を所有しています。

先代までブルゴーニュ最大級のドメーヌでもある『ブシャール・ぺール・エフィス』に

自社畑のブドウを売却していましたが、2000年から自家詰めを開始。

20年以上前から化学肥料等を使用しない自然なサイクルを重視したブドウ栽培を心掛け、

飛躍的に評価が高まり、現在ではピュリニーを代表する生産者となりました。

(本人は基本的にはビオディナミック農法をとりいれているがVTによって規定に該当していない

有機肥料を使用しているので、ビオディナミックではなく、ディナミック農法と表現しておりました。)

 

各アイテムが素晴らしくフレッシュで美しい酸を楽しむことができることがフィリップ・シャヴィのワイン特徴です。

その素晴らしい個性は様々な工夫によって生み出されている物なのだと教えて頂きました。

 

・ピュリニー村の作り手の中でも、最も収穫の早い作り手の一人

・全房圧搾で、バトナージュしない

・SO2も春まで添加せず(極力最小限)

・新樽率も各アイテム低く、上級クラスでも30%以下

・清澄・ろ過はせずに手作業で瓶詰め

 

このようにワインに余計なストレスを与えずに、丁寧に醸造することで作り出されるワインは

本当に美しく心地の良い酸を楽しむことが出来るのだと感銘を受けました。

■ ブルゴーニュ シャルドネ 2022

ピュリニーモンラッシェ(90%)、ムルソー(10%)の

区画のブドウで造られるAOCブルゴーニュ。

洋なしやリンゴ、白桃のような白果実を感じる香りで

2022年は2021年のイメージと大きく異なり、

フレッシュですが、ふくよかでまろやかな果実味が特徴です。

ヴィラージュレベルの区画のブドウを使用しているため、

ブルゴーニュ シャルドネでフィリップ・シャヴィの

素晴らしさを知ることができます。

■ ムルソー 2022

ムルソーの中で、ピュリニー モンラッシェの真横に

位置する区画のブドウもブレンドされているため、

ムルソーでありながら、ピュリニーモンラッシェに近い

ミネラル感を持ち合わせています。

一般的なムルソーよりハッキリとしたミネラル感と

ボリューム感の両面を楽しめるムルソーです!

■ ムルソー1er cru レ シャルム 2022

シャヴィの中でも、ひと際存在感を感じることができる

アイテムです。新樽率は30%と高くはありませんが、

ムルソーらしいボリューム感を感じることができます。

非常に濃密で複雑味を楽しむことができ、

フレッシュさもしっかりあるので、

ポテンシャルは、5~10年の熟成が望ましいですが、

早飲みでも十分に良さを堪能できます。

■ ピュリニー モンラッシェ レ コルヴェ デ ヴィーニュ 2022

ピュリニーモンラッシェの最北端に位置し、

ムルソーの一級畑シャルムにも隣接した区画を使用。

ムルソーが近い為、洗練されエレガントな味わいに

まろやかなニュアンスが感じられます。

生き生きとしたとしたフレッシュな酸とミネラルに

リンゴと白桃の風味が溶け込んだような味わいです。

■ピュリニー モンラッシェ 1er cru レ ピュセル 2022

バタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・

モンラッシェに隣接するレ ピュセルは、ピュリニーの

真髄を表すブルゴーニュ最高の白ワインの銘醸畑だと

言う人もいるほど、名高い畑です。

レモン、バニラや白桃のニュアンスが広がる

複雑で繊細な香り。濃厚で肉厚な果実味が広がり、

非常に長い余韻が心地よく楽しめました。

最後に

今回は生産者の言葉をもとに、テイスティングし、感じたこと書かせて頂きました。

入荷はまだもう少し先ですが、2022年VTのフィリップ・シャヴィを是非、期待してお待ちください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回のコラムもお楽しみにお待ちください!





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