Columnコラム

HOME コラム一覧 ソムリエ知識 ソムリエの未来

ソムリエの未来

ソムリエ朝倉達也です。

緊急事態宣言、さらに延長されましたね。

僕のレストランはお酒こそ提供していないもののお陰さまで忙しい日はそれなりに忙しくさせていただいてます。

ただ周りの個人でされてるソムリエの先輩方のワインバーなどは、かれこれ半年以上も休業されてる方も多いと聞きます。ソムリエはお酒の専門職であるのでこれは相当な痛手ですね。

ここまで来るとソムリエ職務の将来について考えてしまうものです。

昨年のはやい段階より、ワインのオンラインでの販売促進コメントやこのコラムの他にも執筆を幾つかさせて頂き、ワインサーヴィスからは離れてはいるもののワインのことを常に考えれる環境ではありました。

そして以前よりも帰宅時間が早まったので、以前にも増して勉強に打ち込める時間も多くなりました。
逆に言うとWSET Diplomaの勉強で毎日追われてるからこそ、職場でワインを扱えずともモチベーションは保てたのかなと思います。

規制が緩和されるとは言えども、昔のような生活時間帯には急には戻らないでしょうし、家で過ごす時間が増える、外食はするけど早めに帰る、大人数の集まりは自粛する、などの生活様式はある程度続くのかなと思います。

では、ソムリエはどうなってゆくのか?

レストラン業界を去る人もいるかもしれない。

安定を求めて街場から大企業のステージを選択するかもしれない。

小売業転職するかもしれない。

プライベートソムリエになるかもしれない。

いろんな選択が考えられるでしょう。

もはやソムリエはレストランでお客様を待っている場合ではないのではないか。

最近そのように思ってしまうことも少なくはありません。

では、どうするのか?僕に何かできるのか?

今の段階ではまだ何とも言えませんが、何かできることはあるはずです。

必死に考えます。

さてさて、食欲の秋、ワインがさらに美味しくなる季節ですね。

次回からは久々にテイスティングシリーズを再開しようと思います。

引き続き宜しくお願い致します。

メゾンドタカ芦屋 ソムリエ朝倉達也

戻る