Intro & Cerrifiedの試験
私は日本で生まれ育ち、留学経験はないので、海外で試験を受けるのは
このCMSが初めてです。日本でASI Diploma(国際ソムリエ協会認定ソムリエ)は
英語で取得していましたので、まあ何とかなるだとうと上海での
Intro & Certified試験を受験することにしました。
行ってみてやはり痛感したのが、英語力が足りないこと。
今振り返ると、よくあの英語力で海外に試験を受けに行くな・・と唖然としますが、
それはそれ。結果としては合格でしたので、勢いというのは本当に重要だなと改めて感じます。
IntroとCertifiedの試験は筆記・テイスティング・サービスの3分野に分かれていますが、
試験のレベルとしてはそれほど難易度は高くなく、JSA(日本ソムリエ協会)の
一般呼称に合格していればまず受かると思います。
私がCMSの試験が大好きな理由の1つが、フィードバックが必ずもらえる点です。
Intro & Certifiedでは、A4の紙1枚にMSが筆記・テイスティング・サービスの
それぞれで良かった点や改善するべき点を書いて、渡してくれます。
もっとも、ネイティブの方の文字は非常に判読しづらいので、
理解できたのは結構、後なのですが・・ちなみに、Advancedでは
これが個別面談になるので、特に落ちた時は質問しまくりです。
MSは実に真摯に、(彼らの中で伝えてはいけないとされる事柄以外は)
実に事細かに、納得するまで説明してくれます。
また、合格発表の後に皆で輪になって乾杯する点も大好きな理由の1つです。
Intro & Certifiedの時は試験で抜栓したスパークリングワインだった気がしますが、
Advancedの時はスポンサードでドゥーツのシャンパンが出てきて、
労いの言葉をかけてもらってから乾杯!その後は写真撮影したり、
連絡先を交換したり、はたまたMSの誰かをつかまえて、質問攻めにしたり・・・
日本では合格発表といえば合格者の受験番号が一覧で張り出されて、
受かった受験生同士が抱き合って喜び、落ちた人はそっとその場を離れる・・
というようなタイプですが、CMSでは海外らしく試験官も受験生も
一つの輪になってその努力を労い、受かった人だけでなく受からなかった人にも必ず、
あたたかい配慮がある点が本当に素晴らしいと思います。
もし受けたいと思っている方がいらっしゃったら、
ぜひ受けてみて欲しい!と心からお勧めします。