営業の大喜田です。
前回のソーヴィニヨン・ブランに続いて第二弾、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
前回、当主のユベールについてお話しましたが、もう少し掘り下げてみましょう。
1956年にサン・テミリオンで生まれたユベールは、アンジェリュスのブドウ畑で育ちました。やがてボルドー大学醸造学部へ進み、伝統的なワイン造りの現場に近代的醸造学を導入したエミール・ぺイノー教授の下で学び、卒業後はサン・テミリオンを離れ、別の土地で技術を学びました。
修業を経て1980年にシャトーへ戻り、更に理解を深め85年にはアンジェリュスの7代目当主となりました。
品質の向上やアンジェリュスを広める活動を絶えず行った結果、96年にはプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに、2012年には最高峰となるプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAに昇格。
フランス共和国から認められるユベール
現在ユベールはワインコンサルタントとしてもフランス国内だけでなく、スペインやポルトガル、タイや南アフリカなどでも精力的に活動を行っています。
ユベールの数多くの功績が評価され、フランス共和国より国家功労勲章シュヴァリエ、レジョン・ドヌール勲章シュヴァリエを授与されています。
そのような功績、歴史を知ってから頂くカベルネ・ソーヴィニヨン。より深み、重みを感じます。良いワインは香りや味わいだけではなく、背景も感じることが出来ます。
お飲み頂きましたら、皆様のご感想も是非お聞かせください。
