Wine取り扱いワイン・生産者紹介

アレックス・モロー | Alex Moreau

シャサーニュ・モンラッシェのトップクラス

シャサーニュのトップ生産者として確固たる地位を築き上げたドメーヌ・ベルナール・モロー。このドメーヌを牽引してきた4代目のアレクサンドル(通称:アレックス)が2021ヴィンテージより自らの名を冠したラベルでワインをリリースしました。

ドメーヌの歴史は、初代オーギュスト・モローが最初のセラーを建てた1809年に遡ります。3代目当主のベルナールがドメーヌの経営を受け継いだのは60年代初頭のことで、就任時わずか14歳の若さにして1970年代には高い評価を確立し、トップ生産者としての礎を築きあげました。2000年以降は、4代目である兄のアレックスと弟のブノワが運営を任され、二人は父親から学んだワイン造りの知識や海外のワイナリーで得た知見を活かし、洗練されたスタイルのワインを生み出してきました。

しかしながら、2020年に弟のブノワは方向性の違いから独立の道を選び、自分のドメーヌを立ち上げました。それに伴い、ドメーヌの所有畑が兄弟間で分割され、さらに借地のリース契約が終了したことで、現在、アレックスは分割により引き継いだ5.5haの畑で栽培を行っています。ブルゴーニュ白の需要が高まる中、少量しか生産できない状況ながらも、2021年からアレックスは決意を新たに自らの名を冠したワインをリリースしました。ブドウそのものが持つ優れた品質、テロワールの力強いポテンシャルを引き出すべく、栽培、醸造面で様々な取り組みを行っています。畑では有機栽培を実践し、肥料にも拘り、土壌やブドウの樹が持つ自然の本来の力を引き出しています。セラーでは、発酵期間を長めにとり、澱とともに寝かせることで、しっかりとした質感と複雑性を備えた白ワインに仕上げています。
赤ワインも極めて上質で、フィネスが際立つ上品でエレガントな味わいが高く評価されています。

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