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ドメーヌ・アンリ・グージュ | Domaine Henri Gouges

2018年は、長期熟成力が高く、円熟した果実味の際立つヴィンテージ

アンリ・グージュがニュイ・サン・ジョルジュにある9ヘクタールのブドウ畑を相続したのは、第一次世界大戦が終戦した直後のことです。1920~1934年にかけて重点的に畑を買い足していった結果、現在では、ニュイ・サン・ジョルジュの一級畑の中でも最高の立地条件を誇るレ・シェニョ、シェーヌ・カルトー、レ・プリュリエ、モノポール(単独所有畑)のクロ・デ・ポレ・サン・ジョルジュや、アペラシオンで最も著名な銘醸畑として知られるレ・ヴォークラン、レ・サン・ジョルジュを含む計14.5ヘクタールの畑を所有しています。

マルキ・ダンジェルヴィーユなどと並んで1933年からドメーヌ元詰めを開始し、ネゴシアンを介さずワインを販売するようになりました。ブドウの畝と畝の間にライムギの草を植える手法は、1977年にアンリ・グージュによって初めて導入された栽培手法の1つで、ブドウ樹とライムギを競争させることで、ブドウの根が地下深くまで伸びてミネラルを吸収し、ワインの味わいに複雑さと深みを持たせることが出来るなど、多くのメリットを得られることが判っています。

アンリ・グージュは、低収量を守ることが上質なワイン作りに通じるという強い信念の下、厳しい収量制限を徹底してきました。アンリのこの哲学は、今の世代にも変わらず受け継がれ、偉大なワインを一貫して輩出する革新的なワイナリーとして名声を博しています。

現在は、アンリの孫ピエールとクリスチャンがワイナリーの運営を受け継ぎ、ピエールの息子グレゴリーが主にワイン作りを担当しています。2007年には、最新の設備を備えたモダンな醸造室を完備し、2008年から全ての畑を有機栽培に移行。ブルゴーニュのトップ生産者に古くから伝わる伝統的な手法を守り、テロワールの個性を尊重した極めてクラシックなスタイルのニュイ・サン・ジョルジュを生み出し続けています。

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