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ブルーチーズとワインのペアリングに挑戦!
NILS BERNSTEIN著

意図せず作られたブルーチーズ

古代の人間が発酵果実を食べ、会話を楽しんでいたとき偶然にワインが初めて消費された可能性と同様に、ブルーチーズはチーズメーカーが、意図せずミルクとチーズにアオカビが生えたことにより発見された、と考えられています。現在アオカビは、世界の偉大なブルーの珍味を生み出しています。ゴルゴンゾーラ、スティルトン、ロックフォールなど好き嫌いが分かれるところですが、強烈ながらこれらのチーズは汎用性が高く、ペアリングにおいてあなたの最も好きなものを際立たせてくれます。

ブルーチーズの特徴とペアリング

ファンキー

“ファンキー”という言葉は、ワインと食べ物の世界で使いすぎかもしれませんが、舌や鼻を刺激するチーズに使用されることがあります。ボトリティス・シネレア菌に覆われたブドウで作られた、高貴な甘いワインソーテルヌは、ブルーチーズと組み合わせると独自で繊細な味わいを引き出します。

★ソーテルヌワインのご紹介★
Château Doisy-Daëne 

 

塩味

これは塩味が強いチーズです。塩味のあるスナックと合うと思いますか?  反対の味として甘いものを合わせるとしたら、(甘いワインが苦手な方は)シードルがおススメです。ブルーチーズ、シャキシャキしたリンゴ、シードルの相性は考えるまでもなく抜群です。

甘味

コース料理のデザート時にブルーチーズが提供されるのには理由があります。濃縮された風味が豊かなブルーチーズは、甘味を補完的に欲します。トゥニーポートは、甘味、ナッティで風味豊かな酒精強化ワインです。ブルーチーズと一緒にいただくと塩キャラメルのような味わいが広がります。

★ポートワインのご紹介★

Quinta do Vesuvio Vintage Port Symington

クリーミー

濃厚で官能的なブルーチーズは脂肪分が多い傾向にあります。タンニンはこの豊かさをカットしますが、あまりにも粗いチーズはその強い匂いと衝突します。アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラを試してみてください。陰干ししたブドウから作られた妖艶で滑らかな辛口ワインは、イチジク、レーズン、チョコレートの味わいが補完的な組み合わせとなっています。

https://www.winemag.com/2020/11/21/blue-cheese-wine-pairing/amp/?__twitter_impression=true

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