Wine取り扱いワイン・生産者紹介

ポール・ガローデ | Paul Garaudet

生産者組合の会長としてリード

モンテリは、コート・ド・ボーヌで数少ないお買い得な産地だ。うまく探せば、隣接するヴォルネイやムルソーに劣らないワインが見つかる。白ワインの帝王コント・ラフォンやコシュ・デリも、この地で赤ワインを造っていて、隠れた名品として愛好家が探し求めている。そんな産地を昔からリードするのがポール・ガローデだ。

生産者組合の会長として、品質の向上に努めてきた。コント・ラフォンの小作人を務めたことがあり、栽培と醸造の技術は一級品だ。

プルミエ・クリュのクロ・ゴテ、ル・メ・バタイユ、レ・デュレスから、早飲みして楽しめる赤ワインを造る。除梗され、自然酵母で発酵し、12〜18か月間、熟成されるワインは、香り高く、バランスがとれている。クロ・ゴテはエレガントで、ル・メ・バタイユとレ・デュレスはボディがしっかりしている。モンテリのテロワールを知り尽くしたガローデならでは。ヴォルネイの優雅さやポマールの骨格に負けないしっかりした味わいで、価格もリーズナブル。フランスのレストランでよく使われているのもうなずける。

コント・ラフォン譲りの白ワイン造り

白ワインはラフォンの薫陶を受けたのだから、品質の高さは言うまでもない。完熟したブドウを収穫し、12〜18か月間、熟成される。2週間ごとにバトナージュを行う。ふくよかな果実味とピュアなミネラル感を備え、値上がりの続くブルゴーニュにあって、ヴァリューと言っていい。

ピュリニー・モンラッシェ、ムルソー・ル・リモザンなどは驚くほどの品質の高さ。節約家のためのコント・ラフォンと言っていいだろう。

忘れてならないのが、クレマン・ド・ブルゴーニュ。息子も加わったネゴシアン、ドメーヌ・ガローデ・エ・フィスの名で生産されている。
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。シャンパーニュをしのぐとは言えないものの、切れの良さと繊細さを備えたスパークリングワインだ。

戻る