ドメーヌ・ジェラール・ジュリアン・エ・フィス の5代目当主エティエンヌ・ジュリアンは、近年ブルゴーニュで頭角を現してきたスター生産者の一人です。ドメーヌは、ボーヌとニュイ・サン・ジョルジュの間に位置するコンブランシアン村にあります。エティエンヌの一族がこの土地に定住するようになったのは、140年以上も昔のことで、フランソワ・グザヴィエ・ジュリアンが初めての自社畑をこの地に購入した頃に遡ります。その後、ドメーヌは、第二次世界大戦後にフランソワの息子アルマンによって現在の規模まで所有面積を増やし、2012年にエティエンヌが5代目当主としてドメーヌの運営を引き継ぐまで、父ジェラールが昔ながらの伝統的な手法を守ってきました。

エティエンヌは、マキシム・シュルランやアメリー・ベルトー、アリックス・ミヨなどといった30歳以下の若い作り手たちと同様に、代々受け継がれてきた家族経営のドメーヌに現代的なアイディアと活気をもたらしてきた生産者の一人です。エティエンヌの勧めにより、ドメーヌは有機農法を採り入れ、収量も低く制限するようになり、エティエンヌの細部まで拘り抜いたワイン造りがバレル・テイスティングから瓶詰を終えたワインに至るまで素晴らしい味わいが楽しめる透明感のあるクリーンなワインを生み出しました。