
ジャン・マルクが醸造家としてのキャリアを開始したのは1985年。彼が初めて自らの名前を冠してリリースしたヴィンテージは1991年で、シャニィ近郊の工業地帯に購入したワイナリーでのことでした。ドメーヌの自社畑は、その90%がシャサーニュ・モンラッシェのコミューンに属しており、購入した当時は5ヘクタール程でしたが、現在は11ヘクタールにまで所有面積を増やし、白ブドウと黒ブドウを半分ずつ栽培しています。
ブドウ栽培はリュット・レゾネ(減農薬)方式で、白ブドウは手摘みで収穫し、優しく破砕しますが除梗はせず圧搾し、低温で軽くデブルバージュした後、樽に移し替えて15℃でゆっくりと長時間かけて発酵させます。樽は3年使い古されたものを主に使用し、1/3程の割合で新樽を混ぜます。ワインは樽で12ヶ月シュールリー熟成させた後、澱引きしてタンクに移し、瓶詰前に更に6ヶ月タンク熟成させています。