批評家から絶大な称賛を受ける生彩でエレガントなピュリニ
ピュリニィ・モンラッシェ村におけるカリヨン家のブドウ栽培の歴史は、およそ500年に及びます。ピュリニィで見つかった最も古い文書には、カリヨン家の祖先であるジャン・カリヨンが1520年にはこの地で既にブドウ栽培を営んでいたことが記されています。19世紀後半にフィロキセラが猛威を振るい一旦は退去を余儀なくされますが、すぐにまたこの地でブドウ栽培を再開。第一次世界大戦後は、全ての自社畑でブドウの植え替えを行い、1960年代にはフランソワの父ルイ・カリヨンがブドウ栽培以外の農作物の栽培と牧畜を廃止し、主にシャルドネの栽培に特化した経営体系へと移行しました。
フランソワが父のルイや兄のジャックと共にドメーヌの畑仕事に加わったのは1988年のことで、2010年に兄弟間で畑を分割して相続したのを機に自らのドメーヌを設立。それ以来、フランソワ・カリヨンは、ピュリニィ・モンラッシェで最も洗練された白ワインを造る生産者の一人として名を馳せるようになります。ダイナミックで団結力のある12人のチームに支えられ、フランソワはワインの品質とエレガンスの更なる向上のために全精力を注ぎ、若い時以上の熱意をもって家業の発展に邁進しています。また次世代を担う3人の子供たち(マティス、ポール・クレマン、リサ)に自身が培ってきたワイン作りのノウハウの全てと仕事への愛を引き継ぐことにより、ドメーヌと自社畑の未来を確実なものとしています。