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シャトー・モーカイユ | Chateau Maucaillou

名門シャトーが作り出すお買い得ワイン

シャトー・モーカイユは、1855年のメドック格付けで第4級シャトーに格付されたシャトー・ベイシュベルからいくつかの土地に分割され、後に独立して1875年に設立されました。メドック地区ムーリ村に拠点を置き、シャス・スプリーン、プジョと肩を並べる名門シャトーの1つです。ボルドーで最高のテロワールとされる70万年前のギュンツ氷河期の砂利質土壌が広がる80haの土地を有し、上級シャトーに引けをとらない品質の高いワインを一貫して作ることで高く評価されてきました。祖父の代から3世代にわたりシャトーを運営する当主のフィリップ・ドゥルトは、ワインと樽の組み合わせから生まれる科学的反応についての論文を書いたこともあるオークのスペシャリストです。

ボルドー最高のテロワール

かつて麦や米、トウモロコシなどの穀物を栽培していた頃、砂利が多く地層の古い不毛なこの土地は、農業に適さないと考えられ、フランス語で「悪い小石」を意味する「モヴェ・カイユ」と呼ばれていましたが、後にワインの葡萄栽培に適した最高のテロワールであることが判明し、高い評価を得るようになりました。

河川の流れによってピレネー山脈とフランス中央高地から運ばれたギュンツ氷河期の粒の大きな砂利と粘土が混合する土壌は、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に特に適しており、1級シャトーのシャトー・ラトゥールを始め、メドック格付け上級シャトーの殆どがこの土壌の恩恵を受けています。一般に土壌がワインの味わいにもたらす影響として、砂利が力強さや壮大なスケール感をもたらし、粘土が厚みや豊かさをもたらすと言われており、この味わいこそが、ボルドー格付け上位の味わいであり、一流テロワールの味わいであると言えるでしょう。

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