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ドメーヌ・ボワイエ・マルトノ | Domaine Boyer Martenot

プルミエクリュを通してムルソー極める

ムルソーは通向けの村だ。グランクリュこそないが、プルミエクリュにはグランクリュに匹敵するポテンシャルを有する畑が数多い。それらを探索するのが、ブルゴーニュ愛好家ならではの楽しみ方だ。イヴ・ボワイエ・マルトノは、レ・ペリエール、ジュヌヴリエール、シャルムという、ムルソーの3大プルミエクリュを所有している。ムルソーを極めるのにこれだけ適した造り手はいない。

イヴ・ボワイエとマリー・セシル・マルトノが結婚して、ドメーヌが生まれた。当主は息子のヴァンサン・ボワイエ。リュット・レゾネで、グリーン・ハーヴェスト、手摘みを行う職人的な畑仕事を貫いているが、カーヴは最新設備を導入している。空気圧式の圧搾機で穏やかに搾り、温度調節機能のついた発酵槽で発酵させる。新樽使用率を低く抑え、マロラクティック発酵が終了するまでの間SO2は一切添加しない。バトナージュはほとんど行わず、必要な時にのみ施す程度。熟成期間を24カ月まで延長(熟成期間はキュヴェやヴィンテージにより異なる)し、最初の12カ月は5~8年物の木樽で熟成させ、残りの12カ月は卵型タンクやフードルで熟成。

格別な味わいに熟成

ムルソーのプルミエクリュの頂点に立つのはペリエール。
パーカーポイント91点を獲得した2015年は「粘板岩の香りが時間を経るにつれてゆっくりと表れる。限りないポテンシャルに満ち、格別な味わいへと熟成していく」と評された。ジュヌヴリエールはフローラルでクリーミィ。シャルムは名前通り魅力的で芳醇な味わい。個々のテロワールの特色を、イヴ・ボワイエは明瞭に表現している。

ピュリニー・モンラッシェのプルミエクリュ・ル・カイユレやムルソーのヴィラージュも所有しているが、ムルソーの畑から造るブルゴーニュ・ブランとブルゴーニュ・アリゴテはぜひトライすべきワイン。アリゴテの見方が変わるだろう。ブルゴーニュの価格が高騰する中で、比較的リーズナブルな価格設定もうれしい。

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