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ドメーヌ・ アルノー・ テシエ | Domaine Arnaud Tessier

実力ある若手醸造家

ファイン・ワイン・シリーズ『ブルゴーニュ』を出版したワイン評論家ビル・ナンソン氏がワイン・サーチャーで発表したブルゴーニュの隠れた優良生産者トップ10にランクインしたドメーヌ・テシエ。ワインアドヴォケートやジャンシス・ロビンソンでも高い評価を受けている注目の生産者です。

アルノー・テシエが齢22にして家族が経営するムルソーのドメーヌを引き継いだのは2006年のことで、先代である父親の突然の死に依るものでした。14歳の頃からブドウ畑で父親の仕事を手伝ってきたアルノーは、ドメーヌを受け継いだ当初より、ムルソーで最も上質であるとされる複数のアペラシオンに跨る7.5ヘクタールの自社畑の偉大なポテンシャルを見抜いていました。

彼の世代の多くの若き醸造家たちと同様に、ワイン造りのプロセスの大半はブドウ畑で良いブドウを作ることに集約されるというのがアルノーの哲学です。ブドウ栽培は有機農法を採用し、開花の時期に余分な花や新芽を摘み取ることによって厳しく収量制限しています。

綿密な畑仕事が生むピュアでエキゾチックかつエレガントなムルソー

畑での仕事を何よりも重視するアルノーは、一日の殆どの時間を畑で過ごします。それ故にテシエのブドウ畑は、極端な程に多くの時間と労力を畑仕事に費やしていることで良く知られ、ある種のステータスを築いています。妻のカトリーヌもアルノーと同じ醸造家で、ブルゴーニュや海外のワイナリーで働いた自らの経験とスキルを生かしてテシエの栽培チームを助けています。

アルノーは自らのワイン造りに対して常に明確なビジョンを持ち、個々のテロワールの真髄を映し出したピュアでエキゾチックかつエレガントなワインを生み出しています。ワインのクオリティは、年を重ねるごとに向上し、テシエのワインは、今やムルソーのアペラシオンの中でも最高のものと見なされています。非常に小さなドメーヌですが、醸造設備への投資を徐々に増やし、ここ数年間で圧搾機と発酵タンクを新調し、他の設備も今後数年間で最新のものに買い替えてゆく予定です。

ここ10数年の間に数多くのブルゴーニュのドメーヌで若く新しい醸造家への世代交代が話題となっていますが、ドメーヌ・テシエもまた、世代交代による偉大な成功例の1つであると言えるでしょう。

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