三ツ星レストラン御用達ワイナリー、リケール来日!
皆さまこんにちは!営業の阿部です。
今回は、三ツ星レストラン御用達ワイナリー「リケール」より、
当主のフローラン・ルーヴが来日してくれました。
リケールは、メゾンヴェルジェの創立者であり、ブルゴーニュワイン界の伝説と謳われる
ジャン・リケールによって1998年に設立。ブルゴーニュとジュラに自社畑を持っています。
ジャンはベルギーの三ツ星レストランシェフだったこともあり、
「商業的なワインではなく、自分達が食事の時に飲みたいワインを造る」という方針で、
2003年のジャンの引退を機に、2012ヴィンテージより共同生産を始めた
フローラン・ルーヴへ自社畑とネゴシアンの事業が引き継がれました。
緑のラベルは自社畑のブドウから作るドメーヌ・リケール、
赤茶色のラベルは他社畑のブドウから作るメゾン・リケールのワインです。
ネゴシアンのものでもブドウの収穫から自分たちで行っています。
〜テイスティング〜
テイスティングした7本のなかから特に印象に残った2本をご紹介いたします。
2022 ヴィレ クレッセ レ ヴェルシェール ヴィエイユ ヴィーニュ / ドメーヌ・リケール

ヴェルシェールは、朝日が豊かに降り注ぐモンベレ村の単一畑です。
平均樹齢55年。活性チョークを多く含むため、鉄分が乏しく極めて低収量です。
高樹齢かつ低収量ということもあり、凝縮度が高くコクがあります。
余韻も非常に長いです。
2021 アルボワ グラン エルヴァージュ サヴァニャン ヴィエイユ ヴィーニュ / メゾン・リケール

ジュラ地方の土着品種「サヴァニャン」100%。
樹齢80年の古木を含む、複数の区画から収穫したブドウをブレンド。
ヨーグルトのような乳酸菌由来の香りが濃厚です。
無濾過・無清澄ということもあり、旨みたっぷりです。
ジャン・リケールは、二億年前はジュラもブルゴーニュと同じく海だったことに目を付け、
同じ土壌であるならばジュラでもブルゴーニュ同様、良いワインが造れるとし、
ジュラでのワイン造りを始めました。ジャンの先見の明がジュラにルーツを持つフローランの興味を惹き、
長年培ってきた門外不出の醸造技術とともに受け継がれました。
厳しい収量制限や手摘みの収穫、長時間かけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、
長期間にわたるシュールリー熟成など、並々ならぬこだわりのもとでワイン造りがなされています。
「飲み飽きない・飲み疲れしない・ずっと飲んでいたい!」リケールを飲む度にいつも感じます。
気がつくとボトルが空いています。購入履歴を数えたら、年間で11本購入していました。
多くのお客様にご愛飲いただいておりますが、
この機会に味わったことのないリケールをぜひお試しくださいませ。