皆さま、こんにちは!
3年間イタリアへ行けず、相変わらずイタリアンバールを
飲み歩いているイタリア大好き営業の坪田です。
そんなイタリア好きの私が、弊社イタリアワインで一押ししている
「カステッロ・ディ・タッサローロ」のガヴィに新アイテムが
何と一気に2つも加わりましたので、いつも以上のパッショーネを
込めてご紹介いたします。
~ カステッロ ディ タッサローロについて ~
ミラノ~パルマ~ジェノヴァを結ぶ三角形の中心に位置するガヴィ地域に
1300年代からブドウ畑を持つ貴族、スピノーラ家が営む
「カステッロ・ディ・タッサローロ」。
その一族の起源は900年に遡り、中世にはあのメディチ家とも
肩を並べる勢力を誇って、コロンブスの新大陸発見の航海資金にも
出資をしたという歴史好きには堪らないエピソードを持っています。
そして古くから土地のテロワールを知る一族の現当主マッシミリアーナ・
スピノーラは、自然を愛したワイン造りを追究し、ビオディナミ農法に
転換するという大きな舵を切りました。
~ ガヴィ 2種 Tasting ~
彼らのwebサイトには自然に対する熱い想いが綴られています。
(一部抜粋)
『私たちは自然を支配するのではなく、自然とともに生きることを心がけています。
~<中略>~生命の源である地球を尊重すること。
こうして、環境、そこに住む人間や動物、地下水、大気を保全していくのです。
地球は私たちの食料と水の源です。もし私たちが地球を汚染し、
私たち自身を汚染し続けるなら、未来の世代に何を残すのでしょうか。』
また、SO2<亜硫酸塩>無添加のワインも2007年から造り始めており
(無添加以外のワインも瓶詰め時に極めて少量のみ添加)、
それについては
(一部抜粋)
『亜硫酸塩を使用すると~<中略>~ワイン本来の香りを台無しにし、
それを覆い隠してしまい、ブドウの香りを楽しめなくしていると感じました。』
『考えた末に、当時はまだ未開拓だった亜硫酸塩を使わないワインの分野で実験を始めました。
当初、白ワインはすぐに酸化してしまい、一晩瓶を開けておくと、
お茶のように真っ黒になり、美味しくない、味気ないものになってしまった。
そして夏が来て暑くなり、瓶の中のワインが黒ずんできました。
最初の2年間は、(試行錯誤の為に)何千本もボトリングしました。
今にして思えば、私たちは勇敢だったと言えるでしょう。
私たちはリスクを冒しましたが、それが功を奏し、
今では私たちの亜硫酸塩無添加ワインは、私たちの想像通り、
ブドウと自然の味がする、素直で香り豊かな素晴らしいワインとなりました。』
と述べています。
~ ガヴィ2種 Tasting ~
カステッロ・ディ・タッサローロのどのアイテムを飲んでも
「これは丁寧に造られた、有りのままのコルテーゼの味がする」と
私が毎回感動させられてしまうのは、この様に自然に、
ブドウに忠実にワイン造りをしているからなのでしょう・・・。
さて、そんな魅力的な造りのガヴィで新入荷したのは
こちらの2アイテムです!
- 2021 Gavi Frizzante Sparkling Spinola(微発泡)
- 2021 Gavi Spinola(SO2無添加)
(以前のコラムで紹介した既存3アイテムはこちらをご参照ください)
先ずは、ガヴィ・フリッツァンテ。
実はイタリアのワイン法で定められたDOCGの内、
フリッツァンテ(微発泡)が認められているのは
・プロセッコ(ヴェネト)
・ヴェルメンティーノ(シチリア)
・ガヴィ(ピエモンテ)
何とこの3つだけなのです。皆さんご存じでしたでしょうか?
イタリア好きとしてはこれだけで高まるのですが笑、さて味の方は・・・
非常に爽やかな泡があり、透き通ったピュアな果実味と仄かな苦味もある切れのある味わい。そしてこのカステッロ・ディ・タッサローロの持ち味であるミネラリーも余韻に残り、「ガヴィ+微発泡=軽い」という先入観を
やはり裏切ってきました。
今までの既存3アイテムが冷やして良し、温度を上げて熟成の味わいを
増幅させて楽しむのも良しだったのに比べて、このフリッツァンテは
冷やしてフレッシュな泡と果実味を楽しむのが一番で、
待望の「乾杯から温前菜まで使えるガヴィ」となります!
続きまして、ガヴィ・スピノーラ。
同じステンレスタンク発酵・熟成の「ガヴィ・イル・カステッロ」に似ているけれど更に濃い芳香があり、
口に入れた瞬間はフレッシュさよりも落ち着いた風味が広がります。
そしてブドウの種子を思わせる芳ばしい味わいが徐々に口中に充満し余韻長く続いていくのは、
何とも不思議な感覚ですが、次第にその味わいの虜になっていきます。
SO2無添加で、「ブドウ本来の味を感じて欲しい」という想いが伝わってくる様な、
素朴かつ自由に香る味わいは、これこそ正に『自然派』と呼ぶに相応しいものでしょう。
風味豊かで勿論ミネラルも豊富なので、合わせる料理としては「塩味や脂の乗った前菜~魚料理」がお薦めです。
「歴史・自然派・熟成ガヴィ」で魅力溢れるカステッロ・ディ・タッサローロ。
まだお試し頂いていない方は5アイテムから、既にどれかをお試しの方も全く性格の異なる残りのアイテムを是非お試しください!
それでは、次回のコラムでまたお会いしましょう!
Ciao, a presto!