ソムリエ朝倉達也です。
皆さまはどんなワインがお好きですか?私は断然スパークリングです!
シャンパーニュは敷居が高いので、我が家では大抵はスペインのカヴァが多いのですが、最近は南アフリカやイギリスでも高品質なものが見られるようになりました。
以前は他人が驚くほどのビール党だったのですが、最近では350mlを1缶飲むのがやっとで、歳をとったなぁとつくづく感じます。
さて、アペリティフから食中酒として楽しむことができるスパークリングワインですが、皆様は世界で最も消費されているスパークリングワインは何かご存知でしょうか?
そう、イタリアはヴェネト州で生産されるプロセッコです。
スパークリングワインの代名詞として知られるシャンパーニュの年間生産量は約3億本ですが、プロセッコは全ての産地を合計すると約5億本となり現在でもマーケットのシェアをどんどん拡大していっています。
プロセッコはシャンパーニュやカヴァと異なり、二次発酵をボトル内で行わず大きなタンク内で短期間を発酵をさせる製法を採用しています。これにより、早い期間でリリースすることでキャッシュフローが良くなりますし、酵母との接触が短いことから、フレッシュなアロマが楽しめるのです。
アルコール度数も11%前後なので、ついつい2杯、3杯と飲んでしまうのです。
味わいにおいても極辛口から中辛口まで幅広く、ご自身の好みのスタイルをチョイスすることができますし、値段もお手頃なのが魅力です。まさにデイリーユーズにぴったりなスパークリングワインです。
私も家では、軽く飲んでおしゃべりを楽しみながら食事に移る場合は、プロセッコから、、最初から食事するならカヴァから、特別な日にはシャンパーニュ。
といった具合で使い分けをしています。
Prosecco DOC Extra Brut / Riondo
このProsecco DOC Extra Brut / Riondoはピュアでクリーンなリンゴや洋梨のアロマに口内に心地よく広がる酸味と果実味のバランスの調和が取れ、溌剌とした泡立ちに心地良く寄り添います。
シャンパーニュの味わいをオーケストラの厳格さにに例えるなら、このプロセッコはストリートミュージックというか、とても気軽ながらも気分を晴れやかにするようなイメージの味わいです。ビールの代わりにもピッタリでしょう。
こういった理由から世界で愛され続けるプロセッコ。
2013年にはついにシャンパーニュの販売量を超えました。まさに世界が認めるスパークリングワインだと言えます。
もちろん私の家の冷蔵庫にも常にスタンバイしているワインです。
「プロセッコ、知らないの?今シャンパンよりトレンドだよ?」
ぜひぜひ、周りにドヤ顔で言ってみてはどうでしょうか?
メゾンドタカ芦屋 朝倉達也