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営業菅谷です。
今回は社内でテイスティングしたワインについてコラムを書いていこうと思います。
私がお話しするワインは2018年Pommard 1er Cru Fremiers/Bernard Moreauです。
ベルナールモローは兄弟で運営するドメーヌでシャサーニュモンラッシェに本拠地を置く作り手です。
非常に秀逸な白ワインを造る作り手さんですが今回は赤、いったいどんなワインなのかわくわくします。
2018 Pommard 1er Cru Fremiers Bernard Moreau
色調は澄んでおり綺麗なルビー色です。まだまだ若いエネルギッシュな印象を感じます。
香りはいちご、オレンジの皮などのフレッシュな果実とスミレのような清涼感のある花の香りが感じられます。それだけではなく鉄分やほのかになめし皮やスパイス感もあり、ゆっくりと何度も楽しみたくなります。
口内に含むと2018年を象徴するようなねっとりとしたボリュームのあるアルコール感と粘性を感じます。全体にまとわり付くような味わいはクラシックな90年代のブルゴーニュを思わせます。
しっかりとしたアタックから程よい余韻へとつながりしっかりと存在感を見せ付けてくれます。流石にプルミエクリュということもあり重厚感を感じます。
料理とのマリアージュ
このワインくらい強い印象だと料理にもしっかりと脂がほしいところ。
鴨のコンフィやブルゴーニュの郷土料理であるコックオーヴァンなど素晴らしい相性だと思います。
昔を忘れずに今を生きる。
温故知新のようなこのワイン、もちろん今飲んでもいいですが2年、3年と熟成を経たあとにどんな驚きを見せてくれるかが今から楽しみになりました。
一杯のワインと向き合って過ごす時間は、いいものです。
大変な時期だからこそ是非ワインと一緒に心休まる時間をお過ごしいただければと思います。