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Claude Dugat 2019 ティスティングレポート

春から夏くらいにかけて、毎年ブルゴーニュの最新ヴィンテージが日本に入ってきます。
今月の初旬には、ミレジムの看板ドメーヌであるクロード・デュガ2019が入荷しました!

そこで、デュガの3アイテムを社内テイスティングしました。
ブルゴーニュワインをこよなく愛する竹間には至福のテイスティングです。

■ブルゴーニュ・ブラン2019
■ブルゴーニュ・ルージュ2019
■ジュブレ・シャンベルタン2019

ブルゴーニュ・ブランは、先日のメゾンドタカの朝倉ソムリエのコラムにあった通り、今回が初リリースとなるワインです。大変な人気ですぐに完売してしまったので、2020年のヴィンテージが待ち遠しいです。

ブルゴーニュ・ルージュ2019は、ザクロやチェリーやストロベリーやラズベリーなど様々な赤い果物をジューサーに入れて、フレッシュジュースを作った時のような、新鮮でいきいきとした香りを感じます。

そこに赤い花の香りが合わさったような、とても魅力的なブルゴーニュワインです。

Gevrey Chambertin 2019

驚くほどクオリティが違う!

ブルゴーニュ・ルージュをより力強くしたという感じではなく、より奥行や深みを増したイメージです。

抜栓当日は、まだ少し閉じていましたが、2日目、3日目と置くうちに、花が開いていくかのようにどんどん香りが発揮して、魅了されます。

赤い果実の甘酸っぱい味わいが口の中にずっと残って幸せ。

村名でこのレベルなら1級畑と特級畑のワインはどこまでいくんだと思ってしまいます。

2019ヴィンテージは、水不足などの影響で収穫量はかなり落ちたものの、残ったブドウは凝縮して、綺麗な酸味を備えています。
ブルゴーニュワインのフィネスを感じることができる、美しいヴィンテージだと思います。

好みはわかれると思いますが、2018年の骨格がしっかりした力強いヴィンテージより、個人的には2019年のほうが好みです。

そして今回のテイスティングで思ったことで、日本に到着してまだ半月も経っていないワインなのに、よく開いていて、早く飲んでもとても楽しめるヴィンテージだと感じました。

2010年代は、グレートヴィンテージがいくつかありましたが、最もブルゴーニュらしいエレガンスなヴィンテージになったのではないかと思いました。

ブルゴーニュワインの神髄を味わいたい方は、クロード・デュガの2019ヴィンテージは必飲です。

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