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営業コラム~マコンという地について~

こんにちは、営業の福田です。

今回はフランスのマコン地区の話をしようと思います。

なぜ、ブルゴーニュでもコート・ドールに比べて注目を浴びにくいマコンかと言うと、私にとって思い出の地だからです。とは言っても、何か特別なことをしたわけではなく、初めてまともに歩いたフランスの地なのです。

TGVでリヨンまで下り、そこからローカル線に揺られて1時間と少し、そこがマコンという都市です。大きな都市ではないのですが、とても趣深く、日本で見慣れた直線的で硬質的なビル群を見慣れた私にはすごく新鮮でした。

駅前の小さな広場には写真の不思議なオブジェがあり、それらを眺めながら大通りへ。とは言っても車2台がやっとすれ違えるような石畳の道です。脇に連なる歴史を感じさせる建物。日本のように分かりやすく大きな看板が出ているわけでもないので、お店なのかそれとも民家なのかも分からないたたずまい。

郵便局に設置してあるのは見慣れない黄色いポストだったり、とにかく体験する全てが感動的でした。

特に印象的だったのが、その静けさ。日本の雑踏や流れる音楽に毒された私の耳にはその静けさが染み入るようです。それもそのはず、少し離れるとそこはブドウ畑をはじめとする農地が広がっているからです。

マコンと言えばシャルドネを原料とした白ワインで有名。厚みのある果実味にきれいな酸。コート・ドールのそれのような上品さがあるわけではないけれど、素朴な味わいに癒されます。

もちろん造りにこだわった生産者もおり、素晴らしいワインを生み出しています。

当社の扱うメゾン・リケールのワインもその一つ。たまには都会のスピード感あふれる生活から少しだけ抜け出して、ゆっくりとグラスを傾ける余裕を持ちたいです。

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