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営業コラム~シャトーヌフ・デュ・パプについて~

シャトーヌフ・デュ・パプについて

こんにちは、営業の福田です。

今回はシャトーヌフ・デュ・パプについてご紹介させていただきます。

「法王の新しい城」という名のこの地方、ローマ法王のアヴィニョン捕囚という歴史的事件から生まれました。現在は観光地として名高いこの地方、生産されるワインも非常に有名です。

ブルゴーニュ、ボルドーに続いて有名なフランスのワイン産地、ローヌ(個人的にはラングドック地方にも心惹かれますが)、南北に分けることができ、その南側で最もメジャーなワインと言っても過言ではないでしょう。白ワインも造っていますが、割合は全体の3%ほど。赤ワインが大部分を占めています。

このブドウ畑は比較的なだらかな場所で、ごろごろと転がる丸い石が特徴的です。ぱっと見ると荒れた土地のようですが、この石が日中の太陽光を吸収し、夜の地中を温めてくれるために凝縮したブドウに仕上がるのです。

そしてなんといってもこのワインの特徴的な点は、使用できるブドウ品種がなんと13品種もあること!フランスのAOPの中でも最多です。

実際に13品種すべてを使用している生産者は少なく、数品種に絞ってブレンドしていることが多いです。ワインの味わいは力強く、熟成にも向きますが、生産者によっては早くから飲める造りに仕上げています。

ロジェ・サボンのご紹介

この産地で高い評価を受けている生産者の一人がロジェ・サボン。歴史に残る最も古い土地所有者の一族として1540年代からブドウ栽培を生業としており、1952年にロジェ・サボンが自身の名を冠したドメーヌを立ち上げました。現在はロジェの息子ドゥニとジルベールが経営を引き継いでいます。

栽培は有機肥料を使ったリュット・リゾネ(減農薬農法)、自然の力を最大限に引き出して土地の味わいを大切にしています。

この土地の特徴を表した力強く複雑味のある味わいは赤身のお肉やジビエとの相性も抜群。ちょっと特別な食事のお共に、選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

ロジェ・サボンの生産者情報はこちら

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