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ウクライナのワイン輸入業者が日本のベンチャーで祖国を支援

ウクライナ国民の Yevgeniya Grippaは、祖国を支援するために、日本にワインを輸出する新たな事業を立ち上げた。

Grippaは、2022年2月のロシア侵攻により、ウクライナで日本の化粧品を輸入・販売していた事業が破綻したが、ウクライナのアートワイナリーとスパークリングワインを日本に輸出する契約を結んだ。

この話を最初に報じた日本の毎日新聞によると、Grippaの会社Umi Group LLCは、10月に正式に販売を開始する予定だという。 輸入業者は、ウクライナで戦争が続いているアートワイナリーのバフムート地区で生産されたスパークリングワインを販売する予定だ。

1950 年に設立されたソビエト時代のワイナリーは、カベルネ ソーヴィニヨンとメルローのスパークリングワインで知られていて、戦前には年間 1,000 ~ 1,200 万本が生産されていた。

当初は、昨年から販売される予定だったが、ワイナリーは、何百万本ものボトルを戦闘から守るためキエフ郊外に移転することを余儀なくされた。

戦争によりウクライナの港の大部分が閉鎖されたため、ワインは日本に輸送される前にヨーロッパを車で移動する必要がある。苦境にもかかわらず、Grippaは、アートワイナリーの日本輸入代理店として製品を宣伝するために、日本最大の東京国際展示場で開催された国際食品・飲料展示会に参加した。

Grippaの会社は、3 日間のイベントで合計 7 種類のスパークリング ワインを展示した。 ウクライナ産のブドウを伝統的な製法で36ヶ月熟成させた商品が日本に輸入されるのは今回が初めて。

Grippaは毎日新聞の取材に「最近、ウクライナというと戦争のイメージしかない。 ウクライナにも品質の良い製品があることを知ってもらい、日本の皆さんにも紹介したいと思いました。」

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