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Wine Drinkers UK ワイン関税凍結を要求

07 October, 2021 by Michelle Perrett

気候変動、労働力不足、輸送費の増加が相まって、英国のワイン供給を脅かしており、価格の上昇が続く可能性が高いと、Wine Drinkers UK(WDUK)は予測しています。

それに応じて、ワイン鑑定士、生産者、販売業者の徴税者は、業界とワイン愛好家への支援を表明して、次の予算でワイン関税の凍結を約束するよう政府に求めています。

この呼びかけは、今週初めに財務省にワインとスピリッツの関税を凍結し、国がCovid-19の不振から抜け出すことができるように、秋の予算でホスピタリティVATの引き下げを延長するよう求めたワイン&スピリット貿易協会の呼びかけに続くものです。

WDUKがワイン部門の減税を要求したのは、これが初めてではありません。今年の初め政府に、ますますの負担となる税金を削減することにより、ワインを英国人のお気に入りの飲み物として認めるよう呼びかけました。

ワインライター、アナウンサーでWDUKサポーターのHelena Nicklinは、次のように述べています。「英国で消費するワインの約99%は輸入品であるため、英国のワイン愛好家は、この最悪の事態がこの業界を襲った影響を感じるでしょう。現在、店で購入したワインの価格の50%以上が、財務省のポケットに直接入っています。売上高だけで英国経済に年間110億ポンドを生み出すこの業界へのサポートを、次の予算で表明する時が来ました。」

WDUKによると、フランス、イタリア、イギリスのワインは異常気象に見舞われ、収穫量が減少し、カリフォルニアのワインは野火の影響を受け、ニュージーランドは国境閉鎖による収穫労働者不足の影響を感じています。業界にとって困難な時期です。

ワイララパ、マールボロ、ネルソン、ノースカンタベリーなど、ニュージーランド中部の地域が、2020年に20%以上減少していることを明らかにしにワイン生産者の内容を含めたデータで状況を強調しました。

Direct WinesのCEOであるDavid Gates氏は、次のように述べています。 「もちろん、最適な天候はワイン造りの基本であり、世界中の427のワイナリー、主に家族経営のワイナリーのネットワークから聞いていることを非常に心配しています。Covid-19の苦闘に続いて、複数の地域にわたる一連の非常に困難な収穫は、多くの人にとって信じられないほど厳しいことを証明しています。」

ニュージーランドのワイン生産者でヨーロッパ市場マネージャーであるChris Stroudは、次のように述べています。「ニュージーランドのソーヴィニヨンブランは、英国で人気のあるワインの1つですが、この冬、消費者が手に入れるのが難しくなる可能性は非常に高いです。労働力不足と輸送コストの増加が相まって、供給に打撃を与えました。ヴィンテージの大幅な不足は、貿易顧客、小売業者、消費者の需要を満たすために、難しい決断を下すことになるでしょう。」

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