アメリカン航空は、サウスウエスト航空の乗客がマスクのルールをめぐって客室乗務員の歯を折ったことをきっかけに、アルコールサービスを禁止する決断をしました。
アメリカン航空は、パンデミック時に機内で発生した「深く憂慮すべき」事件を受けて、少なくとも秋までは機内でアルコールを提供しない決定をくだしました。
NBCニュースによると「客室乗務員は毎日最前線に立ち、お客様の安全を確保するだけでなく、恐怖心を和らげ、質問に答え、連邦政府が要求するフェイスマスクなどのCOVID対策のポリシーを実施しています。」と、土曜日に送られた内部メモが公開されたという。
「この1週間で、これらのストレス要因が航空機内で深刻な状況を引き起こしているのを目の当たりにしました。」と述べています。
「はっきりさせておきますが、アメリカン航空は乗務員への暴行や虐待を許しません。」
しかし、ビジネスクラスやファーストクラスのお客様には、引き続きアルコールを提供するとのことです。
今回の決定は、サクラメントからサンディエゴへのフライト後、マスクをめぐって乱暴な乗客がサウスウエスト航空の客室乗務員の歯を折ったことを受けたもので、航空会社はこの乗客の搭乗を禁止しました。
NBCによると、サウスウエスト航空は機内でのアルコールサービスを再開しないと発表しました。
米連邦航空局(Federal Aviation Administration)のデータによると、2021年には手に負えない乗客の事件が増加しており、そのほとんどがマスクの着用を拒んだ頑固な乗客によるものだといいいます。NBCによると、例年手に負えない乗客に関する苦情は150件以下ですが、2021年には2,500件の苦情が寄せられており、そのうち1,900件はマスク着用を拒否した乗客によるものでした。