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100%パリ産のワインのために4万ユーロを調達。

1カ月前にクラウドファンディングを開始したところ、5月18日までに300人の協力者から4万ユーロの資金提供を受け、FadyとAntoine Sfeirの父子二人が率いるプロジェクトが実現しました。彼らは、2020年に自分たちの会社「Pif à Papa」を設立し、セーヌ・エ・マルヌ地方の丘陵地にある、かつてブドウが植えられた後に放棄された約10ヘクタールの土地の購入を目指しています。

「19世紀まで、パリ周辺はフランスでも有数のワイン生産地でした。私たちは、自分たちの手でブドウの木を植えて、イル・ド・フランスのワインの名声を取り戻したいと思っています。イル・ド・フランスでのワイン生産に興味を持つワイン生産者が増えており、草の根運動が起きていることを実感しています。」とFady Sfeir氏は説明します。この申請書は、土地登記機関であるSAFERに提出され、SAFERが申請者の中から候補者を選ぶことになっています。ファディとアントワーヌのスフィール夫妻は、農地グループを通じて候補に挙がっていますが、親子ともどもグループのメンバーには口を閉ざしています。

土地登記の決定を待って、ピフ・ア・パパは6月末にファースト・ヴィンテージのマーケティング段階に入ります。このワインは「ヴァン・ド・フランス」のラベルの下、「ル・シュナン・ド・ママン」と名付けられており、ワイン醸造に必要なものを一切加えていない白ワインで、清澄も濾過もしていないので、基本的には自然なワインです。他の白、赤、ロゼワインも順次発売予定です。厳選されたブドウは、ロワール渓谷のものです。実際、ファディとアントワーヌ・スフィールは、アンジューでは2軒のビオディナミ農法のワイン生産者と、トゥーレーヌでは1軒のオーガニック農法のワイン生産者と協力しています。

親子で手摘みに参加し、冷蔵トラックで持ち帰る。ワインは、彼らが15万ユーロを投資したCourbevoieにあるセラーで作られています。温度管理されたステンレスタンク8基、228リットルのブルゴーニュ樽7基、1時間に4~500本のボトリングが可能な設備を備えています。

 

Wednesday May 26 2021 by Vitisphere

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