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ボルドーの30%から50%に霜が降りる。

ボルドーでは、4月初旬に発生した壊滅的な霜による影響は様々で、被害を受けたブドウの木は30%から50%程度と推定され、中には“すべてを失った”エステートもあるとHarpersは伝えています。

ボルドーの地方機関であるCIVBによると「ボルドーの30%から50%のブドウ畑が霜の影響を受けており、被害の度合いはブドウ畑によって異なります。」とのことです。

フランスの他の地域と同様に、被害がわずかな畑もあれば、作物全体に大きな影響を与えている畑もあり、中には100%の被害を受けている地域もあります。

ボルドーは、カベルネ・ソーヴィニヨンの発育が遅れるなど、ブドウ品種の多品種化により、多少の影響を受けている可能性があります。

Harpersに送られてきた声明の中で、CIVBの広報担当者は次のように述べています。「影響は、ブドウ畑の場所、剪定の段階(まだ剪定されていないブドウの木や、曲がっていないブドウの木は影響が少ない)で品種によって異なります。心配なのは、本当に芽が回復できるかどうかです。」

今週行われたOIVの「State of the Vitivinicultural World」発表会で、パウ・ロカ事務局長は、イタリアやスペインなどとともに、ヨーロッパで最も大きな被害を受けているフランスのワイン産地に連帯すると述べました。ロカ事務局長は、エマニュエル・マクロン大統領をはじめとする他の有力者とともに、異常気象の増加に対処するため、気候変動に対する行動を加速させることを呼びかけています。

「私たちは、国や地域の組織と緊密に連携し、支援策を調整しています。具体的には、被災者に対する社会保障費の全額免除、国のローン返済や借入年金の延長、建物のないブドウ畑に対する土地税の免除、ワイン生産者への補償が不十分な場合が多い保険会社との話し合いの開始などが挙げられます。」とCIVBは述べています。

 

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