新しいロゼ・シャンパンは、5年間に渡る極秘のプロジェクトにより、プロヴァンスにあるシャトーミラヴァルの共同所有者であるブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリーとワインメーカーの主要なメンバーによって生み出されました。
November 5, 2020 by Yohan Castaing
「ブラッド・ピットはフルール・ド・ミラヴァル、ロゼ・シャンパンの醸造で主導的な役割を果たしました。 有名人の新しいワインではなく本物のプロジェクトです。」とチームは説明しました。
最初のシャンパンは10月15日に発売で、公式価格はボトル1本340ユーロです。
これは、ジョリー&ピットと、シャトーヌフデュパプのシャトー・ド・ボーカステルのペラン家が共同所有しているシャトーミラヴァルが、2012年以来絶賛されているプロヴァンスロゼワインの成功の上に成りたっています。
2020年2月にDecanter.comによって報告されたように、ミラヴァルの共同所有者にシャンパーニュのペテルス家が加わり、新しいプロジェクトが開始しました。
ル・メニル・シュール・オジェで創業したペテルス家は、特に1919年以来独自のブドウから作られたブラン・ド・ブランスタイルのシャンパンで国際的に有名です。
「フルール・ド・ミラヴァルは、5年間に渡り極秘で行った研究、調査、テイスティングの集大成となるワインです。」と現当主のロドルフ・ペテルスは述べています。
フルール・ド・ミラヴァルは、75%のシャルドネと25%のピノノワールで構成されるロゼシャンパンです。
シャンパーニュでは、ロゼの醸造方法が2通りあります。少量の赤ワインを加えてブレンドする、或いは発酵中に果皮を果汁に短時間つけたままにする製法です。
あまり一般的ではないロゼ・ド・セニエと呼ばれる後者の方法は、このシャンパンに使用されている技法です。ミラヴァルでプロヴァンスロゼを作る方法と同じです。
「このプロジェクトは、何よりもまず芸術的な冒険です。なぜなら、上質なワインを生産することは芸術的創造の一形態だからです。」とペランは述べています。
ロゼは、ル・メニル・シュール・オジェの暗いセラーで3年間熟成されます。シャンパンは特に紫外線や日光に敏感で、フルール・ド・ミラヴァルのボトルは、ワインが光に晒されるのを防ぐためにラッカー塗装されています。
「初版では2万本しか生産されていないため、非常に限られたワインでもあります。」とペテルスは付け加えました。
ブラッド・ピットはミラヴァルとフルール・ド・ミラヴァルに完全に関与していると知られています。ワインに情熱を注ぐ彼は、ミラヴァルの名の下でワインの開発に積極的に関わっているとみられています。
「フルール・ド・ミラヴァルは、複数の補完的な経験がありワインに情熱を注ぐ3家族の仕事の結晶であります。」とチーム述べています。