11th January, 2021 by Rupert Millar
プリオラートの主要なワイナリーの1つであるCellar Vall Llachの屋根は、大雪により倒壊し、2018年、2019年、新しい2020年のヴィンテージを破壊する可能性があります。
現在スペインは、カタルーニャのプリオラートやテラ・アルタを含む各地で、雪が非常に強まっています。降雪量は所々で0.5メートルに達しています。しかしこの地域の建物は、さらなる重量を支えるように設計されていません。特に地中海夏向きの古い建物は。
1月10日(日)の朝、Vall Llachの屋根が重さで座屈し、醸造、保管、瓶詰めエリアで屋根が崩壊しました。地元住民でワインライターのMiquel Hudinは、ワイン貯蔵庫の外側を映したビデオをツイッターに投稿、被害の範囲はまだ分かっていないと報告しました。
ワイナリーのディレクターRoger Simóは、Hudinに次のように話しました。「このエリアには2019年、売れ残った大量の2018年、そしてまだタンクに入っている2020年のヴィンテージが保管されています。昨年のこの地域はカビが大量発生したため、2020年ヴィンテージの量は少ないのですが、2018年ヴィンテージの販売は、パンデミックにより伸び悩んでいます。」
圧搾機、ポンプ、瓶詰め機などすべての醸造機器も雪と瓦礫の下に埋もれています。
雪による混乱と Covid-19によるポレラ村の外出制限により、被害の程度はまだ数日はわからないでしょう。
別のワイナリーの Encastellは、Hudinに次のように話しました。「自社の在庫のためにスペースの一部を借りています。被害は免れたようですが、建物の弱体化により崩壊する可能性があるものを移動しています。」