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除草剤(グリホサート)と同様に機能する電気除草について

電気除草の効果が証明されています

電気除草は、フランスタルヌ県(Lisle-sur-Tarn)のFrench Vine&Wine Institute(IFV)のブドウ園で、その効果が証明されています。

2020年3月末、5月末、6月末の3回、 技術者は、Zassoが開発した最初のバージョンower XPSを、 CNHインダストリアルグループが販売したニューホランドT4トラクターで試行しました。(ブドウ園の粘土質とシルト(沈泥)土壌を、時速2.5kmと3.5kmで運転)その他の土壌は、グリホサート360 g / lの濃度で1ヘクタールあたり1.8リットルのTartan XLを2回スプレー、或いはつる刈り機(Clemens Radius SL)を5回通過させる方法で除草しました。

XPSは、時速3.5kmで雑草の平均70%を除草しましたが、すべての種で同じ効果があるわけではありませんでした。ゼラニウム、ワスレナグサ、タチイヌフグリを完全に排除しました。また、芝、カワラマツバ、サワギク、オオバコに対しても役立ちました。しかし、オークの苗木はそれに耐性がありました。

技術者のChristophe Gaviglioは、次のように述べています。「問題は導電性についてです。植物が木質であるほど、抵抗力が高くなります。植物の形も関係しています。電気除草は、茎と葉の比率が低いバーベナとヤナギランにほとんど影響を与えませんでした。」

これらの結果を踏まえてIFVは、電気除草は雑草などに覆われた時、ブドウの木が列をなす場所を除草するには十分ではないため、早い時期遅くとも3月には使用することを勧めています。

ミミズの個体数も電流にうまく対処しました。 IFVは10月23日にミミズを数えました。 技術者がXPSを3回適用した後、1平方メートルあたり250匹いました。グリホサートで除草した場合は、212匹見つかり、つる刈り機を使用した場合はわずか150匹でした。

2020年12月17日by Vitisphere
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