「原点に戻ってワイン造りを」-デヴィッド・パウエルの復活
パーカーポイント94点:価格を加味すれば、GMSとバロッサ&イーデン・ヴァレー・シラーズがパウエル&サンのワインの中で筆者が最も好きなワインだ。イーデンとバロッサのシラーズを50対50の割合で使用し、それぞれ別個にフードルで熟成させブレンドしている。ストレートなバロッサ・ヴァレー・シラーズよりもフローラルでガリーグに似たアロマが感じられ、桑の実やブルーベリーを思わせる果実味が口内で心地よく溶け合う。クリーミーなテクスチャーを湛えたリッチで凝縮感のあるフルボディで、ヴェルヴェットのように滑らかな後味が広がる。エントリーレベルのワインに比べ、明らかに格上のワインと言える。
★相性料理:牛すね肉の赤ワイン煮込み、ラムチョップ香草焼き、鴨肉のローストはもちろん、和食のすき焼き、豚の角煮、鶏モモ肉の山賊焼もよく合います。カマンベールチーズをとろっとさせて合わせるのも最高です。