「サンジョヴェーゼはトスカーナでしか成功しない。サンジョヴェーゼを信じ、育てるのが我々の義務なんだ」by ジョヴァンニ・マネッティ
※今回のコラムは前編・後編に分かれております。
ご覧いただきありがとうございます!営業の川邊です。
ミレジムが誇る、トスカーナのトップ生産者フォントディより、
当主ジョヴァンニ・マネッティの長女、マルゲリータさんが来日されました!
(ワインについて熱く語りすぎて、ソロショット撮影の時間がありませんでした笑)
フォントディについて
1968年トスカーナ州キャンティ・クラッシコ地区のパンツァーノでブドウ畑を購入し、ワイナリーがスタートします。
歴史の古いイタリアとしては、かなり新しい作り手ですね。
しかし、フォントディは法律を変えさせるほどの躍進をします。
当時、サンジョヴェーゼ100%で美味しいワインを作ることが出来ないと考えられており、
キャンティをサンジョヴェーゼ100%で作ることは認められていませんでした。
現当主ジョヴァンニ・マネッティは、サンジョヴェーゼの可能性を信じ
サンジョヴェーゼ100%のワインを作ったのが、なんと当時16歳!
(ちなみに、イタリアでは2007年の法改正まではお酒は16歳から飲めたようです。)
そして、サンジョヴェーゼ100%でテーブルワインとして販売された「フラッチャネッロ」は世界的にヒットし、
イタリア品種のスーパートスカーナとなりました。
1996年の法改正により、サンジョヴェーゼ100%でキャンティを作ることが認められるようになり、
ジョヴァンニ・マネッティのサンジョヴェーゼへの情熱が法律を変えさせたのです。
今もなお、ジョヴァンニ・マネッティはキャンティ・クラッシコ協会の会長を務めながら、
キャンティ・クラッシコ地区のトップを走り続けています。
マルゲリータさんも、父ジョヴァンニさんのことを誇らしげに語っているところが印象的でした。
その他のフォントディの特徴としては…
・100%オーガニックに移行したトスカーナで最初のカンティーナ(ワイナリー)
・自然酵母のみを使用
・一部ワインでアンフォラを使用(実はフォントディ家は代々アンフォラも製造しています)
などがあります。
今回、8種類のワインを試飲しましたが、その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
・2023 メリッジオ
・2021 キャンティ・クラッシコ
・2021 キャンティ・クラッシコ グランセレツィオーネ パンツァーノ ヴィーニャ・デル・ソルボ
・2021 キャンティ・クラシコ グランセレツィオーネ パンツァーノ テラッツェ・サンレオリーノ
・2021 フラッチャネッロ
詳細は引き続き、コラム後編をご覧ください!
― 後編に続く―