いつもコラムをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
野球観戦が好きな営業の芹澤です。
数々の名場面に溢れ見応えのあったワールドシリーズと日本シリーズが無事終了しましたね!
記録ずくめのシーズンで感動された方も多かったのではないでしょうか。
結果に対して様々な意見が出るというのも関心の高さによるものだと思います。
好意的な意見が多かった事も印象的でした。
来年は一軍の試合に飽き足らず若い選手達が躍動する二軍の試合も観に行こうと早くも計画中です。
いよいよ重症かもしれません。
勝利の美酒といえばシャンパーニュだったり、歓喜に満ちたビール掛けだったりしますが、
このタイミングで新しいスパークリングワインが入荷しましたのでご紹介いたします。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ピックとはフランス南部ヴァランスにある
ミシュラン三ツ星レストラン『メゾン・ピック』のシェフ、アンヌ・ソフィー・ピックです。
歴史があり曾祖父から代々続く老舗レストランですが、
一つの星を失ってから10年後に見事、三ツ星に返り咲いた実力派レストランを
現在、切り盛りしているのがアンヌ・ソフィー・ピックです。
世界で最も多くの星を獲得した女性シェフとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。
最近では、日本国内においても関空内にディオールとコラボしたカフェを
オープンさせるなどビジネス面でも成功している人物です。
シャプティエは200年以上の歴史を誇り、パーカーから40回以上100点を獲得している
ローヌの巨星、ビオディナミ農法の先魁『ミシェル・シャプティエ』です。
エルミタージュの生産者として高い評価を獲得しているので、北部ローヌの生産者に思われがちですが、
シャトーヌフ・デュ・パップのベルナルディンをはじめ、
南ローヌでも極めて高い品質のワインを作り出している正にローヌの名門中の名門です。
この2人がローヌ地方の料理とワインに更なる可能性を追求すべく、立ち上げたのが『ピック&シャプティエ』です。
『もう美味しくないわけがないじゃないですか』
手頃な価格で白赤もリリースしていますが、白ワインとスパークリングの産地として知られる
サンペレイのスパークリングは、歴史も古くシャンパンと比べられる事も多かった銘酒であります。
東向きのなだらかな丘陵地にあるリューディ『ル・パン』!のマルサンヌを100%使用。
手摘みで収穫。天然酵母を用いて発酵。アルコールは12.5%、セラーで36ヶ月熟成。
ノンドザージュでデゴルジュマン後3-6ヶ月でリリース。
きめの細かいクリーミーな泡立ちで、予想よりもガス圧は高めです。
熟成期間が長い事から持続性の高い泡を視覚的にも楽しめます。
マルサンヌの特徴の洋梨やアンズのアロマやスパイスをよく感じる事ができ、酸は比較的穏やかです。
アフターに心地よく程よいビターな風味は、グレープフルーツの果皮の苦味でしょうか。
全体を優しく引き締める役割を果たしています。
酵母の香りは穏やかですので余り香ばしい香りの強いものなどよりも
素材の風味を楽しめる繊細な調理方法のものが合いそうです。
和食なら鯛やスズキなどの白身魚の昆布締めだったり、ほうれん草としめじを使った白あえや、
枝豆と小柱を使ったかき揚げなどが合うのではと思いました。
ヴィンテージ入りシャンパーニュの半分以下、上代価格5,800円(税別)でありながら、さすがの出来栄えです。
ビールと唐揚げがサイコー!的な盛り上がるシーンももちろん良いですが、
ちょっと落ち着いて秋の夜長を楽しみたい時に最適なスパークリングワインだと思います。
少量入荷商品ですのでご興味がございましたら是非お早めに。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。