Columnコラム

HOME コラム一覧 ワイン知識 営業コラム ~ イタリア / フォントディ~

営業コラム ~ イタリア / フォントディ~

皆さま、こんにちは!年に一回はイタリアへ行かないと禁断症状が出てしまう、営業の坪田です。
2019年以来まだ現地に戻れていませんが、
イタリアイベントやバール飲みで何とか持ち堪えております・・・。

さて、その2019年はトスカーナでも近年2016年の次に良い当たり年でしたが、
今回は弊社自慢のキアンティの造り手「Fontodi」の2019VTをご紹介致します!

日本でも非常に有名となったトスカーナ州の赤ワイン、キアンティ。
1716年にトスカーナ大公コジモ3世がキアンティを含む4産地の境界を定めたのが、
世界最初の原産地保護の例で歴史のある生産地でありますが、

そのキアンティ・クラシコ協会の現会長が、Fontodi当首のジョヴァンニ・マネッティです。

Fontodiのワインは、「キアンティ・クラシコ」や、
スーパートスカーノとして一躍有名になった「フラッチャネッロ」に
使われているサンジョベーゼが特筆されますが、
それ以外の葡萄を使った銘柄でも多くの人を唸らせています。

また、ユーロリーフ認定を受けた有機栽培と、
一部の銘柄でテラコッタ製のアンフォラ(壺)を使用しているのもこだわりのポイントです。

 

そのFontodiのワインの中で今回ご紹介するのは、

・2021 Meriggio

・2019 Chianti Classico

・2019 Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Sorbo

・2019 Flaccianello della Pieve の4アイテムです。

~ Tasting 4種 ~

先ずは、白ワインの「2021 Meriggio」から。

ソーヴィニヨン90%とトレッビアーノ10%(2018VTから混醸)を
ステンレス/樽/アンフォラで発酵熟成させて造られますが、

実はこのFontodi、ワイナリーを始める前はアンフォラを造る一族で、
今もお抱えの職人が一からアンフォラを造っているのです。
(造成にかなり時間がかかる様ですが・・・)

 

2020VT同様にグレープフルーツやグリーンの香りに、
樽・アンフォラ熟成の円やかでボリューミーな口当たり、
シュール・リー熟成の風味が感じられ、他に類を見ない独特な味わい。

2日目もそのフレッシュさは変わらずしっかりとしたスタイルで、
トスカーナで良いソーヴィニヨンをお探しの方に是非おすすめです!

 

続いて「2019 Chianti Classico」

元々力強い造りのFontodiに於いても、この2019VTは昨年4月の初入荷直後でも
既に香り&味わいが開いており、当たり年の恩恵を感じましたが、

それから1年が経って再度味を見てみたところ、酸が更に熟成の旨味に変わり、
思わず感嘆してしまう味わいに進化していました。

口に含むと瑞々しい果実味→噛み応えのある酸味→タンニン→旨味の余韻に繋がり、
2日目は更に華やかさが増して全体のバランスが整ってくるという、楽しみ満載の内容。

これは本当に今が飲み頃です。

そして、「2019 Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Sorbo」

更に柔らかく透き通った、奥深い複雑な香りに、酸の旨味と収斂した力強いタンニンが口中を蹂躙し、
いつまでもビリビリした感触とコクのある味わいが消えないほど。

2日目もまだまだ力強さが勝っていましたが、大きな熟成ポテンシャルを感じる味わいで、
歴代VTでも個人的にこの「Vigna del Sorbo」が好きなので、
どこまで進化してしてくれるか今から楽しみで仕方がありません。

 

最後は、Fontodiの畑の中でも一番質の良い、
凝縮した小さなブドウを使って造られる「2019 Flaccianello della Pieve」

華やかな香りに、噛み応えのある旨味を伴った酸味と力強いアタックを感じる味わいがあり、
初日から既に楽しめる状態でしたが、2日目は余韻の華やかさが格段に増して更に魅力的な味わい。

品薄&価格高騰が進むサンジョヴェーゼのスーパートスカーノの中でも
間違いなく今押さえておくべき1本です。

暑い季節にピッタリな白ワイン「Meriggio」と、
2019VTの魅力が詰まった赤ワイン3アイテム。

在庫のある内に是非お試しください!

 

それでは、Ciao, a presto!

戻る