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営業コラム ~ オーストラリア / トルブレック / パウエル & サン~

皆さま、こんにちは!

重度の花粉症ですが、お花見の時期は毎週土日に公園で
宴会を楽しんでいる営業の坪田です。

寒い冬が終わり、世の中も落ち着いてきて、
様々な意味でようやく花咲く季節になりましたね。

いつもはパッショーネを込めてイタリアワインコラムを執筆している
私ですが、今回は弊社一押しのオーストラリアワインをご紹介いたします!

■ 2018 GMS (Grenache/Mourvedre/Shiraz)【生産者:Torbreck】

■ 2019 Riverside GMS (Grenache/Mataro/Shiraz) 【生産者:Powell & Son(Neldner Road)】

 

どちらもバロッサ・ヴァレーで造られるワインですが、
Torbreck(トルブレック)は1994年、Powell&Son(パウエル&サン)は
2014年に共にデイヴィッド・パウエルによって設立されたワイナリーです。

デイヴィッドは北イタリアや南仏ローヌで修行をした後、
バロッサ・ヴァレーで古樹の育つ畑を手に入れ、

オーストラリアの濃厚な果実味とヨーロッパの
エレガントさを融合させた味わいを特徴にしています。

Torbreckは2008年から新オーナー:ピート・ナイトによって
最新設備が整えられ生産ラインを一貫管理するなど、
デイヴィッド時代から更に新しいアプローチを行っており、

一方のデイヴィッドも息子のカラムと立ち上げたPowell&Sonで
有機農法・ビオディナミ農法を実践しつつ、
よりエレガントな造りを目指しています。

また、現在はカラムも独自のワイン造りに専念する為に独立しており、

Powell&Sonの名称もNeldner Road(ネルドナー・ロード)に
改名して、それぞれが思い描くワイン造りに突き進んでいます。

~ パウエル & サン / テイスティング ~

さて、テイスティングレポートにまいりましょう!
どちらから味を見ようか迷いましたが、先ずはこちらから。

■2019 Riverside GMS (Grenache/Mataro/Shiraz) 【生産者:Powell & Son(Neldner Road)】

マタロはムールヴェードルのシノニム(別称)で、
樹齢20年のグルナッシュ70%/マタロ20%/シラーズ10%の
ローヌブレンドを、グルナッシュの50%はステンレスタンク熟成、
残る50%とマタロ/シラーズをフレンチオークの大樽で15ヶ月熟成させます。

レンガ色がかった色合いにフローラルな大地の香り、
ジューシーで噛みごたえがあり複雑性も感じる果実味に、
口に入れた瞬間から主張してくる力強いタンニンがあり、

抜栓2日目に再度味を見ると、華やかさが更に増していました。

~ トルブレック / テイスティング ~

 

■ 2018 GMS (Grenache/Mourvedre/Shiraz)【生産者:Torbreck】

樹齢50~80年のグルナッシュ59%/ムールヴェードル22%/シラーズ19%を

シーズニング(完全乾燥)させたホッグスヘッド(小樽)で24ヶ月熟成。

ルビー色の色合いにフローラルな果実の香り、
活き活きとして仄かに苦味も感じる濃厚な果実味と
収斂性のあるタンニンが感じられ、抜染2日目には円やかさが増して、
しみじみと果実味の旨味を感じられる様になりました。

デイヴィッド・パウエルが造る南オーストラリアのローヌブレンド。

「赤は濃厚なのが好きだけど、華やかさも欲しい」という
日本で良く聞くご要望にドンピシャで応えられるのは
彼のワインかも知れません。

春に華やかなワインをお探しの方は是非お試しください!
それでは、次回のコラムでまたお会いしましょう。

Ciao, a presto!

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