いつもミレジムワインをありがとうございます。
ミレジムのノムリエこと営業河村です。
最近は花粉症に悩まされておりまして、
飲み活動も閉店ガラガラ状態… ノムリエらしからぬ冴えない毎日を送っておりますが、
厳しい寒さも峠を越えつつありまして、
春の訪れも日ごとに近づいてきている今日この頃。
そんな春めいた陽気にピッタリ!
爽やかな白ワインのご紹介をさせていただきます。
~ 三ツ星レストラン 御用達ワイン 美食のパートナー リケール ~
「リケールとは」
ドメーヌ兼メゾンのリケールは、
マコネ及びジュラ地方アルボワ村に醸造所を構えております。
設立者のジャンリケールは、パーカー100点獲得「ヴェルジェ」の
共同経営者を務めた、敏腕の造り手さんで、1998年にドメーヌを
設立し2003年に引退。
現在は、土壌のスペシャリストでもある気鋭の
醸造家フローラン・ルーヴさんが当主を務めており、
フランスの星付レストランのワインリストには
欠かせない白ワインを供給しております。
実際、昨秋にフランス訪問した際にも、
名門レストランのワインリストには、必ずと言っていいほど
リケールさんのワインがオンリストされておりました。
「リケールのワイン」
天然酵母のみで低温発酵、丁寧に圧搾し、
ピュアなアロマを大切にされております。
マロラクティック発酵も天然のバクテリアに任せて、
オリの上で長期熟成をさせます。中古のバリックと大樽を
中心にした熟成により、優しく、味わい深く、ジワリと美味しい、
只一無二のリケールさんらしいスタイルのワインとなります。
※リケールさんのワインは熱心なファンが非常に多く、
リピート率の高い生産者さんの一人です。
~ テイスティングコメント ~
■2021 マコンヴィラージュ・メゾンリケール 上代3800円
端的にコメントさせていただくと、ズバリ!「ジワ旨」です。
リケールさんらしい優しい口当たり、
リンゴや洋ナシの凛としたアロマ、心地良い酸、
丸みのあるふくよかな味わい、マコンの特徴でもある蜜っぽさ、
キリっとしたミネラル感がジンワリと余韻に広がります。
価格高騰が続くブルゴーニュの中でもお求めやすいCP抜群の1本かと思います。
■2021年 ブルゴーニュ・ノーブルテロワール・ドメーヌリケール 上代4400円
ノーブルテロワール(高貴なテロワール)のネーミングに相応しい
上質で上品で、気立ての良い貴婦人を思わせる仕上がり。
青リンゴを思わせる果実、フレッシュな酸、
まろやかに広がる質感、フレンチオーク由来のリッチさ、
アフターには、深みのあるミネラルを感じます。
余韻にほんのりと苦味も感じられるので、
春の食材(山菜や春野菜)とも是非合わせてみたい1本です。
■2021年 ヴィレクレッセ・ヴェルシェール・ドメーヌリケール 上代4900円
リケールさんのフラッグシップとも言える
ヴィレクレッセ・ヴェルシェール。リケールさんの
ワインの特徴の一つでもあるミルキーな乳酸の印象が感じられ、
凛とした酸、骨格のある質感、樽感、果実、
スパイス感と様々な要素が複雑に広がります。
今飲んでも美味しいですが、
熟成させるとさらに素晴らしくなる1本です。
1日目と2日目で試飲をしましたが、
2日目によりポテンシャルを発揮しておりました。
■2020年 ジュラシャルドネ・ドメーヌリケール 上代4000円
根強いファンの方が多いジュラシャルドネ。
2020年は、ハツラツとした酸が特徴的で、
ピンと張りがある仕上がりです。
リンゴやメロンの果実に、タイトな酸、樽感、
アフターにジュラらしい塩味を帯びたミネラルが広がります。
ブルゴーニュらしさと、ジュラらしさを兼ね備えたシャルドネでもあり、
シャルドネ枠のグラスワインとしても面白いですし、
ビストロやフレンチレストランを中心にリピートの多いワインでもあります。
■2020年 ジュラサヴァニャン・ドメーヌリケール 上代4800円
ジュラを代表とする土着品種サヴァニャン。
リケールさんのサヴァニャンは力強さとエレガンスを併せ持つスタイルで、
ジュラらしい溌剌とした酸と、凝縮がある濃厚なアロマ、
リケールさんらしい乳酸の印象と、特有の泥炭質土壌由来の
ミネラル香が余韻に広がります。
力強さに加えて、ほど良い熟成感もあるので、
スパイスを使用した中華料理や、出汁を効かせた和食、
チーズ系のお料理等々ペアリングのワインとしても
八面六臂の活躍が期待できる1本かと思います!
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
気になるワインがございましたら、各営業にお問い合わせ下さいませ。