ナポレオンはシャンベルタンを飲んで進軍し、晩年はヴァン・ド・コンスタンスと共に過ごした。

こんにちは、ミレジム竹間です！

ヴァン・ド・コンスタンスというワインをご存知でしょうか？
南アフリカ、いや世界最高の甘口ワインの一つです。

ナポレオンや、ジョージ・ワシントンなどの偉人たちに愛され、
ディケンズやオースティンの文学作品にも登場します。

ナポレオンは、セントヘレナ島にて、晩年は食事が喉を通らなくなっても、
このワインだけは離さなかったといわれます。

ワイナリーの「クレイン・コンスタンティア」は、
まさに南アフリカワイン発祥と同時代から存在する、歴史ある名門です。

偉人たちやヨーロッパの貴族たちがこぞって求めたヴァン・ド・コンスタンスですが、
フィロキセラなどの原因で、一度歴史から姿を消してしまいます。

この17世紀の銘酒を取り戻そうと、復興を遂げたのは1980年代になってからで、
ワイナリー設立初期の記録の研究を重ねます。

そしてついに1986年に現代版「ヴァン・ド・コンスタンス」として復活を果たし、
それ以降、現代のワイン評論家たちからも不動の高評価を受けています！

「活力に満ちた鮮やかなスタイルは健在で、素晴らしい余韻が数分間続く。
酒齢が若いうちに味わい、その濃厚さと活力に舌を巻くのもよいが、数十年熟成させても美味しく味わえる」

―ジェームズ・サックリン（2018年は98点）

「天から来た、世界で最も素晴らしいワインのひとつ」

－ヒュー・ジョンソン

お客様に案内しているうちに、どうしてもこのワインが飲みたくなり、
役員にダメ元で社販していいか相談に行ったら（本数が少ないワインは社販できないので）、
「じゃあ開けようか」と予想の斜め上を行く最高のお返事をいただき、ご相伴にあずかりました。