~ CMS 2つのチャプター ~
CMS (Court of Master Sommelier)の試験は頂点をMaster Sommelier
(MS マスター・ソムリエ)とするソムリエの認定試験で、
世界的には大変知名度と格の高い試験なのですが、
日本ではまだ知名度はそれほど高くなく、
これから有名になっていこうとしている段階かと思います。
理由としては、現状ではまだ日本では受験出来ないこと、
また試験がすべて英語なので敷居が高いことが挙げられるかもしれません。
~ Court of Master Sommelier ~

このようにCourt of Master Sommelier は4段階に分かれている試験ですが、
下記のように大きくヨーロピアン・チャプターとアメリカン・チャプターに分かれています。
どちらのチャプターで受けるにせよ、最終的な最上位はMaster Sommelierで、
日本人では現在、高松亨MSお一人です。
■ヨーロピアン・チャプター
https://www.courtofmastersommeliers.org/
■アメリカン・チャプター
https://www.mastersommeliers.org/
国内で受験できない日本人にとっては、4段階の試験のうち最初の2段階
(IntroとCertified)をどこで受けるか?で、どちらに属することになるのかが
決まり始めます。アジア・オセアニア地区では韓国だけがアメリカン・チャプター、
それ以外はヨーロピアン・チャプターです。
ですので、韓国スタートの方はアメリカン・チャプターに、
それ以外でスタートした方はヨーロピアン・チャプターに属しているケースが多いです。
ただ、最終的にAdvanced Sommelierをどちらで取得するかで、
どちらのチャプターに属するかが決まるので、
Advancedを受験する時にチャプターを変える方もいらっしゃいます。
どちらのチャプターを選択するのが良いのか?
これについては、正解は無いと思います。
私はたまたま上海スタートということもあり、ずっとヨーロピアン・チャプターに
属していますし、例えばアメリカ英語の方が得意な方は韓国スタートで
アメリカン・チャプターに属していたりします。ただ、以前は中国や香港で
試験が受けられましたが、コロナ禍や社会情勢の変化からか、最近は開催されていません。
ですので、距離的に近い韓国か、オセアニアでの受験が今は現実的なのかもしれません。
そうしますと、オセアニアではMS試験の人気は非常に高くどの試験もし烈な順番待ちに
なっていると聞きますので、受験するための根回しはとても重要になってきそうです。
いずれにしましても、HPにオーガナイザーのメールアドレスが記載されているので、
直接自分でメールして受験交渉することになります。