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営業コラム ~ ブルゴーニュ / フィリップ シャヴィ ~

はじめまして!新人営業の奥澤です。
さて突然ですが、ミレジムといえば?と聞かれたら、
あなたはどの生産者が浮かびますか?

今思い浮かべて下さった生産者の誰もがミレジムに欠かせない存在
であることは言わずもがな。その中でも私が最近特に憧れていたのが、

ピュリニー・モンラッシェを代表する造り手「フィリップ  シャヴィ」でした。
そんなシャヴィを社内テイスティングで飲めることに・・・!

というわけで、今回は2020年のフィリップ シャヴィを4本、ご紹介させて頂きます!

~2020 Philippe Chavy Tasting~

■Bourgogne Aligoté
私がシャヴィを気になりだしたきっかけが、他でもないこのアリゴテでした。
諸先輩方から2019シャヴィのアリゴテが凄い、と聞いておりまして。
飲んでみたいなーなんてのんきに考えている間に2019年、なくなっていました。

ワインに憑りつかれてしまう理由って、きっとこういうとこにもあるんでしょうね・・・(悲しみ)

そんな中試飲する機会を頂けた2020。
2020は暑いVTで、あの熱波が襲った2003よりも早い収穫だったそうです。
とはいうものの、早めに収穫して酸を残す、というのが最近のトレンドみたいですね。

では感想を。
まずグラスを近づけた時に感じられるのがイキイキとしたりんごの香り。
口に含むと香りから受けた印象よりも、まろやかな酸味が広がりました。
ちなみに諸先輩方曰く2019と比べると、より厚みがあるそうです。

 

■Meursault
個人的に一番好みでした。ムルソーらしいむっちりさ。
そして酸がしっかりとした背骨として機能し、全体を支えている。
バランスが非常に優れた1本でした。

 

■Puligny-Montrachet Corvées des Vignes
一言で表すと、別格。どのように別格かというと・・・例えば。
渡辺謙さんが一言「素晴らしい」というセリフを言ったとします。
そこにはきっと、今勢いのある若手俳優が口にする「素晴らしい」とは
別格の奥深さや重み、説得力、厚み、複雑味があるはず。

・・・今このコラムを読んでくださっている方の年代がわからないので
この例えが適切だったのかいささか不安ですが(笑)

もちろん若手俳優のセリフが劣っているというわけではありません。
若さゆえのパワーやストレートさも個性であり魅力です。

しかし、ただ歳を重ねればいいわけではない。

年月の重ね方によってその人・・・もといそのワインの奥深さが変わってきますよね。
樹齢だけでなく、ビン詰めされてからの時の重ね方も大変重要になってきます。
そうそう、シャヴィは瓶内熟成がはやく日数の経過により味わいの変化を
楽しめるのもひとつの醍醐味。

今だけの味わいをぜひ、その都度感じてみてください。

~ 最後に ~

シャヴィは寝かせても寝かせなくても楽しめるワインです。
3、4年もすれば綺麗な鼈甲色になるそう・・・
数年経っても固いままの無口なワインもありますが、
シャヴィはオープンでおしゃべりなタイプ。

これまた人間と同じで無口は無口なりの魅力があって、
こちらからどうアプローチするかを色々と試してみるのも面白かったりします。

それに対してシャヴィは誰にでも心を開いてくれて、
日によって様々な表情をみせてくれる。とても社交的な性格なようです。

最後にこの写真をみてください!
なんだか、おしゃべりしているようにみえませんか?(笑)

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