Columnコラム

新しい時代。

ソムリエ朝倉達也です。

先日ソムリエ試験の三次審査の結果が発表となり、私の周りでも新しくソムリエが何人も誕生しました。

そして私が以前受賞したソムリエスカラシップも今回は第11回目の開催となり、若い世代の勢いを感じるなぁと思う次第です。

私は22歳でソムリエ資格を取得し、フランス料理の業界に入りました。幸運なことに私は上司に恵まれ、当時のソムリエ業界の色んな重鎮を紹介してもらいました。当時はソムリエ協会は関西支部という今より大きな包括支部だったのですが、当時20代で関西支部委員になることは年齢的に非常に稀な経験で、今でもその当時からの多くのコネクションが続いています。

そんな私も今年既に35歳になります。

私もそろそろ若い世代に何かを残したり、繋げたりするようなことをしていこうかなぁと思う今日この頃。

いよいよクリスマスウィークを迎えます。飲食業界では最大の繁忙期の一つでもあります。

家で過ごされたり、外食されたりと皆さま様々だとは思いますが、より人と顔を合わせて過ごせることが以前よりも可能な世の中になってきて我々はこの有り難みを改めて実感しなければならないでしょう。

クリスマスウィークに合わせたかのように一気に冷え込んできましたね!

寒くなってくるとワインも味わいのしっかりしたものが飲みたくなりますよね。

そんなこの時期におすすめなワインはこちら。

2018 Noon Eclipse / Noon Winery

「人生は短いから、ヌーンのワインを飲まないわけにはいかない」

ロバート・パーカーJr.にそう言わせたワインがこのヌーンである。

南オーストラリアのマクラーレン・ヴェール地区で家族経営で運営されるリリース直後に完売することで有名なワイナリーです。

グルナッシュを主体にグラシアーノとシラーズをブレンド。手摘みで収穫し、小型の発酵槽で抽出を行い手作業で圧搾。アメリカンオークとフレンチオークの大型の樽で18ヶ月熟成後、無清澄、無濾過で瓶詰め。

フレッシュかつ凝縮力があり、熟したチェリーにミントやオレガノ、タイムの清涼感。

タンニンは豊富だが優しくビロードのように溶け込み、カカオの苦味を伴った心地よい長い余韻が非常に長く持続する。

16.3%のアルコール度数を全く感じさせないバランスの素晴らしさがある。

料理との相性も勿論だが、単体で飲んで瞑想できるようなワイン。

あまり市場で見かけることは少ないかもしれないワインではあるが、もし見かけることがあればぜひ試してみてほしいと思います。

皆さま年末年始はどのようなワインを楽しまれるのでしょうか?
年末年始には欠かせない、和食に合わせるワインも近々考察してゆきたいと思います。

いつもご覧くださりありがとうございます。

メゾンドタカ芦屋 朝倉達也

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