こんにちは!営業の鈴木です。いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
インポーターに入社して半年が過ぎ、よりワインを飲む機会が増え、最近ワインに対して、味覚や好みが変わってきたなと感じています。それはきっと、品質の良いワインを飲ませていただく機会が増え、少しずつですが私のテイスティングスキルが洗練されてきているのではないか…と。
これからも様々な先輩方と一緒にテイスティングさせていただきながら、よりワインについての学びを深め、スキルアップしていきたいと思っております!
マコネ地区で最も歴史が長く、最も偉大なドメーヌ
今回は先日社内テイスティングした “Domaine Barraud” のご紹介です。
2019VTの全てのキュヴェを横一列に並べてみました。…圧巻ですね。
Barraudは家族5世代にわたり経営している、マコネ地区では最も歴史が長く、偉大なドメーヌの1つとされている作り手であり、プイィ・フュイッセをはじめ、上質なシャルドネを求める人々に非常に人気のある生産者です。
繊細でエレガントなプイィ・フュイッセは、そのブドウが育ったテロワールの個性・特徴が強く反映される印象ですが、Barraudの作るワインは南ブルゴーニュのテロワールが持つ多様性と豊かさを最大限に引き出しています。
Bourgogneの2019VTはヴィンテージチャートでも2005年、2015年に次ぐビッグヴィンテージとして評価がついておりますが、このBarraudの2019VTに関しても総じて本当に素晴らしい出来だと思います。
Macon-Vergission La Roche テイスティング
その中でも今回ご紹介するのが Macon-Vergission La Roche です。
私なりにテイスティングコメントを共有させていただきます。
外観は黄金色まではいかない、中程度のイエロー。
香りはそこまで主張激しくなく、程よいふくよかなレモンの香り、エキゾチックな甘みのあるハーブの香りもするような気がしました。青りんごっぽい感じもしますね。とにかく複雑で全ての香りを感じ取るまでずっと香っていたいくらい。冷涼で心地のいいミネラル感もあります。
さて、口に含んでみましょう。
…とても上質なシャルドネです。液体なのに丸みを帯びていて透明感があり、凛とした、生き生きとしたものが口内に入ってきて舌の上を転がり、喉の奥に心地よく消えていく。
しばらく目を閉じて余韻を感じていたくなります。
「きちんとした仕事は何より仕事の節約になる」がモットーのBarraudですが、本当に一つ一つの丁寧な工程をしっかりと経て作られた繊細なシャルドネだと感じます。
今はまさに食欲の秋!ですが、秋の食材にもばっちりです。
たとえば、キノコをふんだんに使ったクリームソースベースのお料理なんかどうでしょうか。一緒に合わせる食材は、オムレツでも白身魚でも鶏肉でも…パスタでも!想像しただけで幸せな気持ちになりますね…!!!
…私がただの食いしん坊だと皆様にばれてしまいそうなので今回はこの辺にしておこうと思います。
インポーターの営業になってから素晴らしいワインに出会う機会が増えて、本当に幸せです。
奥深く壮大でテロワールの個性を最大限に生かしているBarraudのシャルドネ、皆様ぜひお試しください。