皆さま、こんにちは!
6回に渡りお送りしてきたFontodi特集も今回が最終回。
トスカーナに染まりつつ、ハートは一途にヴェネト好きな営業の坪田です。
今回この特集では赤ワインばかり紹介してきましたが、トスカーナの赤に合わせる郷土料理と言えば・・・
そう、「Bistecca alla Fiorentina(ビステッカ•アッラ・フィオレンティーナ」ですよね!
このBistecca alla Fiorentinaはキアニーナ牛という、イタリアの産地呼称認定IGP:Vitellone Biancoに登録されているブランド牛の一つを用いた料理ですが、
そのブランド規定は厳しく、「純血種であること」「肥育地域の限定」「地元由来の飼料を使うこと」「整った体格であること」などがあります。
脂肪の少ない柔らかな赤身が特徴で、そのサーロインとフィレ肉が骨に付いている巨大なTボーンステーキをフィレンツェのトラットリアで食べた時の衝撃は今でも忘れません。
そして今思うことは・・・整ったバランスで作られているFontodiの赤ワインに絶対合う!!!
次にフィレンツェへ行く際にはFontodiのワイナリーを訪れた後にお勧めの店でお肉&ワインを楽しもうと思います。
いざ、Chianti地区の生産者Fontodiの7アイテムのティスティングレポート!
今回はこちらの7アイテムの内、最後の 2017 Flaccianello della Pieve を紹介致します!
スーパータスカン
イタリアのワイン法で一番上の格付けは
「DOCG(原産地呼称保証付き統制ワイン)」
と呼ばれていますが、そのワイン法の決まりや統制に縛られることなく、生産者が美味しいと思うものを格付け外であっても作ろう、と生まれたのが『スーパータスカン(トスカーナ)』と呼ばれるワイン達です。
このFlaccianello della PieveもDOCGではなく、IGT:Colli Toscana Centraleという2階級下の登録でありながら、評価はDOCG登録のワインに勝るとも劣らず。
いざ、テイスティング!
これは・・・これまでテイスティングをしてきたFontodiのアイテムの中で断トツの香りの強さと奥深さ。思わず唸りが出ます。
これぞ選別されたサンジョベーゼと新樽率80%で2年間熟成された樽の香りのコンビネーションが成せる業ですね。いや〜もう堪りません。
口に含むと先ず黒果実の重厚な味わいが広がり、中盤でタンニンと酸の主張が現れてきます。
そしてそれが落ち着くと何ということでしょう、また果実味が戻ってきて長い余韻に繋がっていくのです。
何度も驚かせてくれるこのワイン。飲みながらワクワクしてしまいました。
初日で十分ポテンシャルを発揮していたので、2日目も安心して味わうことが出来ました。
サンジョベーゼの真髄を味わいたい方、このFlaccianello della Pieveを飲まずしてサンジョベーゼは語れませんよ!!!
以上、Fontodi特集をお送りしてきましたが、弊社の取扱いワインにはこの他にもアンフォラを使った発酵や熟成をした白のMeriggioや赤のDinoがあります。
これからの季節にはソーヴィニョン・ブラン主体でミネラリーなMeriggioを冷やして飲みたいですね!
それではまた別のコラムでお会いしましょう。
Ciao, alla prossima!!!