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ワインから料理を考える〜GMS編〜

ソムリエ朝倉達也です。

緊急事態宣言あるなしに関係なくほぼ家でご飯を作ってるのですが、このコラムのために料理を考えたりしてて気付きました。。。

普段飲みは白かロゼなのに料理と合わせるなら赤ワインばかりなんです!

やっぱり家庭にある調味料が赤ワインに寄るものが多いのでしょうか、、、?

そんなことを考えならが今日も赤ワインです。笑

TORBRECK The Steading 2017 Barossa Valley

Torbreckは言わずと知れたパーカー100点の生産者ですね。

40年から150年の複数区画のブレンドで2017年はグルナッシュ52%、シラーズ25%、ムールヴェードル23%です。

いわゆるGMSブレンドというワインです。

4500リットルの大型のフレンチオークのフードるで澱と共に20ヶ月の熟成を経ます。

濃厚でピュアな果実の香りにアニスや胡椒の複雑さ、ミディアムからフルボディの味わいでミッドパレットから旨みのあるタンニンと重厚な果実が統合します。15%のアルコールを感じさせないのは骨格のある酸が全体を支えているからで、とてもバランスを整った味わいです。

乳飲み仔羊のモロッコ風の軽い煮込み

味わいの重心が高い、ライプフルーツの香りとアジアンスパイスが調和している。

という理由より今回はこんな料理を作ってみました。

ピレネー産の仔羊を軽く焼き目をつけてから、炒めた玉ねぎやトマト、甘さのアクセントにサツマイモ、ドライのサルタナレーズンと共にローリエとクミンの香りで煮込みます。

GMSブレンドは仔羊とは良く合いますし、凝縮した果実味がドライフルーツやサツマイモの甘味に寄り添います。

赤ワインの方が香りの構成要素が多いので料理をイメージし易いのかなと思いました。

これから暑くなる季節、家飲みでは赤ワインも気持ち冷やし気味で飲むと美味しく感じられるのではないでしょうか?

では、また次のコラムでお会いしましょう!

メゾンドタカ芦屋 朝倉達也

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