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営業コラム~Fontodi特集③~

皆さま、こんにちは!イタリア大好き営業の坪田です。

今回の特集を執筆するに当たり、現地情報を聞く為にアレッツォ出身の友人と久々に連絡を取ってみました。

アレッツォは、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ監督が近郊出身ということもあり、この町で撮影が行われたので映画ファンの方はご存じかもしれません。

また、Chianti地区のすぐ近くにある古くから栄えていた町で、ローマ帝国建国前から住んでいた原住民エトルリアの首都であったとも伝えられています。現地の考古学博物館は圧巻の所蔵品があり一見の価値ありですので、フィレンツェから鉄道で1時間半、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

話を戻して、そのアレッツォ出身の友人はお父様が著明な歴史研究家で、真面目な男子ですが、日本の方と結婚して現在は日本に住んでいます。こういう日本とイタリアの繋がりはとても嬉しいですね。

さて、そんなアレッツォ西方に広がるChianti地区の生産者Fontodiの7アイテムのティスティングレポート。

・2017 Chianti Classico

・2018 Chianti Classico

・2017 Chianti Classico Filetta di Lamole

・2017 Pinot Nero Case Via

・2017 Syrah Case Via

・2017 Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Sorbo

・2017 Flaccianello della Pieve

2017 Pinot Nero Case Via

今日は2017 Pinot Nero Case Via

を詳しくご紹介致します!

普通ピノ・ネーロ種(=ピノ・ノワール)は冷涼地を好みますが、この中部イタリア地区でも南向きではなく敢えて西向きの標高の高い畑で栽培することにより、葡萄にとって理想的な環境を整えています。

さて抜栓初日のテイスティング。

いやいや、先ずは色合いから楽しませてくれます。熟成感のある紫がかった色に、予想を裏切らない熟成された香りが広がり、タンニンの渋味が舌の上に非常に長く残る味わい。

2日目は、タンニンが落ち着いてきて更にエレガントな味わいに変化し、熟成をゆっくり楽しめる様に。

よくあるピノ・ノワールを想像して飲みましたが全く別物で、税込で7,000円しないのに香りと味わいの両方でこれだけ楽しめるとは・・・。

FontodiはChianti Classico以外にも魅力的なワインを作るなぁ、と驚きの新発見でした。

BaroloやBrunelloが好きという方は、是非このPinot Nero Case Viaも好きになるはず!

次回は2017 Syrah Case Viaについてお届けします。

それでは、Ciao, a presto!

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