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営業コラム~Fontodi特集①~

皆さま、こんにちは!年に一回はイタリアへ行かないと禁断症状が出てしまう、営業の坪田です。(つまりは今発症中です)

同じ症状にお悩みのイタリア好きの方に、今回はミレジムコラム初の長編シリーズ「Fontodi特集」をお届けします。

日本でも非常に有名となったトスカーナ州の赤ワイン、キアンティ。1716年にトスカーナ大公コジモ3世がキアンティを含む4産地の境界を定めたのが、世界最初の原産地保護の例で歴史のある生産地でありますが、そのキアンティ・クラシコ協会の会長が、Fontodi当主のジョヴァンニ・マネッティです。

Fontodiのワインは、「キアンティ・クラシコ」や、スーパートスカーノとして一躍有名になった「フラッチャネッロ」に使われているサンジョベーゼが特筆されますが、それ以外の葡萄を使った銘柄でも多くの人を唸らせる味わいを出す作りとなっています。

また、ユーロリーフ認定を受けた有機栽培と、一部の銘柄で採用されているテラコッタ製のアンフォラ(壺)発酵もこだわりのポイントです。

そのFontodiのワインの中でも、今回の特集でご紹介するのは、

・2017 Chianti Classico

・2018 Chianti Classico

・2017 Chianti Classico Filetta di Lamole

・2017 Pinot Nero Case Via

・2017 Syrah Case Via

・2017 Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Sorbo

・2017 Flaccianello della Pieve

の7アイテムです。

2017 Chianti Classico & 2018 Chianti Classico

その中でも今日は

・2017 Chianti Classico

・2018 Chianti Classico

をヴィンテージ差も含めて詳しくご紹介致します!

FontodiのChianti Classicoは果実味とタンニンのバランスが良く、優しい味わい。それを今回は2日間かけて味の変化を見てみました。

先ずは抜栓初日。

2017年は優しくエレガントな香りと味わいですが、抜栓直後の所為かやや閉じ気味に感じました。しかしジェームズ・サックリンが94点、ワインエンスージアストが95点をつけたワインのポテンシャルを信じ、一日置いて開くのを楽しみに待つことにしました。2018年は若い香りとタンニンの主張が強い味わいで、すぐにでも楽しめるワインに感じましたが、少し固い感じがしたので、こちらも翌日を楽しみにすることとしました。

そして2日目に再度確かめると、どうでしょう!

2017年は香りと味わいが開きエレガントさが十分に出てきて、2018年は固さが取れて心地良くも力強い香りとタンニンを楽しめる様に。期待していた以上の変化が表れて思わず笑みがこぼれました。

ヴィンテージ差と2日間での味の変化を見るのも面白いですね。

人の好みは十人十色。

ヴィンテージ選びの参考にして頂ければ幸いです!

次回は

・2017 Chianti Classico Filetta di Lamole

についてお届けします。

それでは、Ciao, a presto!

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