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ワインという名のアート

ソムリエ朝倉達也です。

あっという間に暖かくなったなぁと思って春物の服を着始めたら急に冷え込んだり、、体調を崩しやすい季節ですね。

桜も気づけば葉桜になってるのも多く、入学式やお花見、引っ越しなどなどライフワークの転機になる4月ですが‘なかなか心躍るってわけにはいかない世の中ですね。

僕の住む兵庫県は今日から時短要請が再開になり、少し街の人通りも少なくなったように思います。

僕はもともと家で過ごすのが大好きなのでステイホーム大歓迎派なんですが、皆様はどのように過ごされているのでしょうか???

僕は決して詳しくはないのですが、芸術鑑賞がとても好きでオーケストラやミュージカル、最近は宝塚歌劇団にハマっています。

何か一つのことを極めている人を見ると本当に尊敬するものです。

今ではネットで様々な動画を見ることができるので昔みたいにTSUTAYAで10枚も20枚のレンタルして、、なんてことはなく本当に便利になったものです。

2012 Extra Brut Blanc de Blancs

さてさて、芸術といえば僕の大好きなシャンパーニュのひとつ、Bruno Paillardは様々な画家とのコラボレーションのラベルが魅力的で味わいの卓越さは言うまでもなく、もはや一種の作品と言える程です。

「2012 Extra Brut Blanc de Blancs」は日本人アーティストの菅原健彦氏が「力強さと優美さの巡り合い」をテーマに手掛けました。

菅原氏は水墨画、和紙や金箔、ガスバーナーなどの様々な手法で独特の世界観を表現なさっている芸術家です。

味わいもまさにそれを表現してるようで初めは穏やかな立ち上がりの香りも時間経過につれて柑橘から核のあるフルーツへと表情を変えてゆき、細やかに持続する泡は口内でアーモンドやクリーミーなフレーヴァーとテクスチャーを形成してゆきます。

 

2012年のシャンパーニュは全体的に素晴らしい出来とされ、熟成の余地も十分です。

桜は散りゆく様も美しいものですが、このラベルに描かれる桜は決して散ることはありません。

ぜひ皆様のセラーに1本加えていただいて悠久のお花見をしてはいかがでしょうか?

メゾンドタカ芦屋 朝倉達也

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