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ワインと料理の合わせ方①

こんにちは、ソムリエ朝倉達也です。

今回はワインと料理の合わせ方の基本と僕なりの考えを数回に分けて発信してゆこうと思います。

ソムリエの数だけペアリングのロジックはあると思いますが、それはいわゆる「失敗と成功の繰り返しの蓄積」という事なんですね。

最初からバッチリと合わせることは難しいと思いますが経験を重ねてゆくと「外さないポイント」は分かってくるものです。

では、そもそも料理とワインを合わせるとはどういう行為なのか?

一般的には料理とワインがお互いの風味を高めたり、補い合ったり、もしくは片方が片方を引き立てる、、、と言われています。

僕の場合はそこも考慮しながらも一番気にする点は

「ワインと料理の口内での違和感がどれだけないか」と言う点なんですね。

ワインは酸味、苦味、アルコール、甘味、タンニンといった様々な構成要素があるのでピンポイントでこれとこれ!という合わせ方はまさに針の穴を通すような行為です。

ましてや世界中でワインがあるわけですから、その中からある一種類を合わせるなんて僕にはとても真似できないです。

ペアリングのポイント

一般的なペアリングのポイントとして謳われてる点としては

①ph(酸度)

②香り

③ワイン産地と同郷の料理

④質感

だと思います。

①と②はどなたも根底にあると思います、もちろん④も。

③は近頃はあまり考えないようにしてます。

固定概念という物はとても怖いものでカリフォルニア=バーベキューとか、サンジョベーゼ=Tボーンステーキなど品種や産地を聞くと勝手に連想してしまうイメージ、これが厄介です。

(もちろん教科書をきちんと学んだ上での発展的な考えなので、決して教科書を否定してる訳では無いので、その点ご理解くださいね。)

僕が今一番大事にしてるのが④の質感です。

次回は①から④について少しずつ紐解いてゆこうと思います。

皆様にもっと自由な料理とワインの合わせ方を楽しんでもらえるように若輩者ながらも僕の経験をもとにシェアできたらと思っています。

引き続きコラムをフォローして頂けると幸いです。

メゾンドタカ芦屋 朝倉達也

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